福井明オーナーが中日新聞杯に登録している、
アクションスターについて。
福井オーナーは、大阪市の天王寺区にある空手道場
「桜拳塾」の代表者であり、
その他にもいくつかの事業を手掛けている方です。
そして、
１９９７年にＪＲＡの個人馬主資格を取得している福井オーナーは、
これまでに２０頭近くを所有し、それらの多くに、
道場の名前と同じ「オウケン」の冠名が付いており、
過去の代表的な存在としては、２００８年の菊花賞と、
２００９年の京都大賞典を勝ったオウケンブルースリと、
２０１０年のフラワーＣを勝ったオウケンサクラなどが挙げられるでしょう。
また、これまで重賞３勝を上げている福井オーナーは、
オウケンブルースリが菊花賞を勝った２００８年には、
今までで最高となる２億２９５５万円の賞金を獲得し、
オウケンブルースリが京都大賞典を勝った２００９年には、
２億１４４０万円の賞金を獲得し、
オウケンサクラがフラワーＣを勝った２０１０年には、
１億７８８３万円の賞金を獲得していました。
しかし、それ以降は、
２０１１年→獲得賞金５８４２万円
２０１２年→獲得賞金９１６５万円
２０１３年→獲得賞金３９８４万円
と、１億円にも満たない数字となっている上、
福井オーナーの所有馬の重賞成績は、
２０１０年のフラワーＣをオウケンサクラで勝ってから、
重賞では「４３連敗中」となっていますので、
現在、福井オーナーは、
「何としても重賞の連敗を止めておきたい」
と考えているでしょう。
また、現在、福井オーナーは、７頭を所有しており、
その内の「稼ぎ頭」は、昨年の京成杯で２着に入り、
今年の寿Ｓを勝つなど、
これまでに５３７９万円の賞金を獲得しているアクションスターですが、
その他の馬に関しては、
オウケンウッド（牡６歳）→８連敗中
オウケンイチゲキ（牡５歳）→４連敗中
オウケンハナミズキ（牝５歳）→２３連敗中
オウケンブラック（牡３歳）→２連敗中
オウケングレイ（牡３歳）→１敗（未勝利）
オウケンゴールド（牡３歳）→４連敗中（未勝利）
と、ほとんど賞金を稼げていないため、
現在、福井オーナーは、
「他の馬が勝てていない分をアクションスターでカバーしておきたい」
とも考えている筈です。
そのため、１着賞金４０００万円
（馬主の取り分は８割の３２００万円）の中日新聞杯は、
何としてでも勝ちたいレースと言え、
アクションスターを管理している音無調教師に対して、
福井オーナーが
「メイチの勝負仕上げの指示を出している可能性が高い」
と見ていましたので、最終追い切りの内容を確認したところ、
「昨日、坂路に入れて、全体で５２秒４、
終い１２秒３をマークしていました。
テンから意欲的に飛ばしたものの、
最後まで脚色は鈍ることなく、
とてもええ動きを見せていました。
これならこの馬の持っとる力を出し切れるデキに
仕上がったと判断していいでしょう」
というものでした。
これらの理由から、この馬を、
「人気の有無に関わらず注目すべき存在」
と見込んでおります。
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