根岸Ｓで「狙ってみる価値がある」と考えているのは、
「株式会社栄進堂」が出走させる
エーシントップです。
「株式会社栄進堂」は、長い間、
平井豊光オーナー（故人）が代表を務めていましたが、
昨年の３月に豊光オーナーが亡くなられてからは、
次男の克彦オーナーが「株式会社栄進堂」の代表を引き継ぎ、
尚且つ、エイシンフラッシュなど、
豊光オーナーが個人で所有していた馬達も、
克彦オーナーが引き継いでいます。
数年前まで、「株式会社栄進堂」は、
玩具の製造や販売を手掛けており、
取り扱っていた商品の中では、
「Ｔゲージ」という極小サイズの
鉄道模型が最も人気を博していましたが、
２０１０年、この「Ｔゲージ」の製造権利を
中国の鉄道模型会社に売却しており、
この理由を、
「競馬に本腰を入れるため」
と見ていましたが、実際、
２０１１年は、過去最高となる
「６７勝・獲得賞金１１億４３５０万円」
という成績を残していました。
ただ、それ以降の「株式会社栄進堂」は、
２０１２年→５３勝・獲得賞金１０億５２４０万円
２０１３年→４０勝・獲得賞金８億３７３１万円
と、立て続けに数字が落ちており、
昨年は、２０１１年よりも勝利数が「２７」も減っていた上、
獲得賞金は３億円以上も少なかったのですから、
今年は「株式会社栄進堂」の関係者達が、
巻き返しに全力を注いでくる筈です。
また、「株式会社栄進堂」は、浦河に生産の拠点を、
岡山県の真庭市に育成の拠点を有する
オーナーブリーダーでありながら、
海外の競走馬セールで馬を購入する機会が非常に多く、
過去２年間だけでも、
計３４頭に総額６億０９４６万円の資金を使っています。
この状況を踏まえますと、
「株式会社栄進堂」の関係者達は今年も、
３月１０日（月）～１１日（火）に行われる
「ＯＢＳトレーニングセール」や、
３月２４日（月）に行われる
「ファシグティプトン・フロリダセール」など、
これから行われる海外セールに参加する可能性が高く、
恐らく現在は、
「落札資金を潤沢にするため、
所有馬で可能な限り多くの賞金を稼いでおきたい」
と考えていることでしょう。
そのため、１着賞金３７００万円
（馬主の取り分は８割の２９６０万円）の
根岸Ｓに登録しているエーシントップについては、
「株式会社栄進堂」の関係者から、
この馬を管理している西園調教師に対して、
メイチの勝負仕上げの指示が出ている
と判断しておくべきです。
これらの理由から、根岸Ｓでは、
エーシントップの上位入線を期待しています。
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