新潟2歳Sで注目すべき存在と考えているのは、
一口馬主クラブの「サラブレッドクラブ・ラフィアン」が登録している、
マイネルパラディとマイネルバールマン。
同クラブの代表を務めているのは、
「マイネル軍団の総帥」こと岡田繁幸オーナーのご子息である岡田紘和氏です。
「ラフィアン」が設立されたのは1986年のことで、
それから現在までにJRAで1500頭以上を走らせており、その中には、
1998年のスプリンターズSを制したマイネルラヴや、
2009年の天皇賞・春を制したマイネルキッツや、
2010年のNHKマイルCを制したマイネルホウオウといった活躍馬がいて、
これまでに、「GIの6勝を含む重賞69勝」という実績を残しております。
2004年の同クラブは、マイネルレコルトで朝日杯FSを制するなど、
「重賞10勝を含む89勝・獲得賞金19億0550万円」という成績で、
「馬主リーディング」を、1位の社台レースホース、2位のサンデーレーシングに次ぐ3位とし、
その後、2009年までの5年間は3位を、2010年から2014年までは4位をキープしておりました。
しかし昨年は、「57勝・獲得賞金12億2425万円」という成績に終わり、
馬主リーディングで7位に甘んじてしまったのですから、同クラブの関係者達は、
「今年は絶対に巻き返す」と考えている筈です。
ただ、実際は、マイネルミラノを出走させた函館記念で、
「76」まで伸びていたJRA重賞の連敗を止めたものの、先週までの数字は、
「36勝・獲得賞金8億4876万円」というものであり、馬主リーディングは6位となっております。
また、今年の同クラブは、5月6日(金)に、
計54頭の「2016年度募集馬」(現1歳世代)のラインナップを発表しており、
6月16日(木)にカタログを発送し、6月23日(木)から出資の受け付けておりますが、
これらの内、既に満口となっているのは4頭のみです。
よって、現在はクラブの関係者全員が、
「過去の募集馬を活躍させてクラブの知名度を上げ、残りの50頭を早く満口にしたい」と強く願っている筈であり、
一般的な注目度の高い重賞を勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。
そして今週は、1着賞金3100万円(馬主の取り分は8割の2480万円)
の新潟2歳Sにマイネルパラディとマイネルバールマンを登録しており、
クラブの関係者でしたら、前者を管理している田所調教師と、後者を管理している栗田博憲調教師に対して、
迷わずメイチの勝負仕上げを指示しますので、
実際に厩舎がどう仕上げてくるのかなど、
今後の動きを念入りに確認していきたいと考えています。。