田畑利彦オーナーが越後Sに出走させる、
ゴーインググレートについて。
田畑オーナーの本業は、兵庫県神戸市に本社を構え、自動車関連の様々な事業を手掛けている、
「株式会社ジーライオン」の代表取締役社長です。
同社の代表的なグループ企業としては、
□中古車小売事業・自動車整備事業
「株式会社クインオート」、「益田自動車工業株式会社」、「株式会社キンキ自動車」などの5社
□輸入車ディーラー事業
「株式会社モトーレン阪神」、「株式会社アルコン」、「フォーシーズンズ株式会社」などの6社
□国産車ディーラー事業
「株式会社スズキ中兵庫販売」、「株式会社オートピア西洋」、「大阪中央スズキ販売株式会社」などの4社
□オークション運営事業
「株式会社ジェイ・エー・エー」、「株式会社HAA」などの3社
□飲食事業
「株式会社近又」、「マルミ株式会社」、「株式会社田中酒造店」などの4社
といった名前が挙げられます。
また、この他にも、自動車整備学校の運営企業や、不動産関連企業や、アパレル関連企業など、
近畿圏を中心に、国内に22のグループ企業を有している上、国外でも、
アメリカとモンゴルとミャンマーにグループ企業を有しておりますので、
代表取締役社長としてこれらの事業を取り仕切っている田畑オーナーが、
周囲から厚い信頼を寄せられているのは間違いありません。
なお、田畑オーナーは、昨年、一口馬主クラブ・「サラブレッドクラブ・セゾン」の代表取締役となり、
その後、同クラブの名称を「サラブレッドクラブ・ライオン」に変更し、
運営に携わっておりますので、同じレースに、田畑オーナーの馬と、
「サラブレッドクラブ・ライオン」の馬が出走してきた場合、
「実質的に複数出し」と考え、「どちらで勝ちにきているのか」を慎重に見極める必要があります。
ただ、越後Sには、「サラブレッドクラブ・ライオン」の馬は出走しませんので、
今回は、「純粋にゴーインググレートで勝ちにきた」と判断できるでしょう。
個人馬主としての田畑オーナーは、2008年からJRAで馬を走らせ始めていて、
これまでに50頭以上を所有しており、過去の代表的な存在としては、
2010年のファルコンSで2着に入ったトシギャングスターなどが挙げられます。
昨年は、シンデレラボーイで乙訓特別を制するなど、
10勝を上げ、過去最高となる「1億9679万円」の賞金を獲得しておりましたので、
この結果を田畑オーナーは大いに喜んだ筈です。
また、今年に入ってから先週までは、「4勝・獲得賞金1億2411万円」という成績を残し、
昨年のペースを上回っておりますが、先ほど記した通り、田畑オーナーは、
トシギャングスターが2010年のファルコンSで2着に入っているものの、まだ一度も重賞を勝てておりません。
しかし、ゴーインググレートが準オープンの越後Sを勝ってオープン馬になれば、
「初の重賞勝ち」に大きく近付ける上、
このレースの1着賞金1820万円(馬主の取り分は8割の1456万円)を一気に獲得できます。
ですから、田畑オーナーの立場であれば、この馬を預けている岩元調教師に対して、
間違いなくメイチの勝負仕上げをお願いしますし、この馬の最終追い切りについての報告が、
「Cウッドに入れられて、6Fが75秒8、終いの1Fが13秒1という
時計を出しておりました。馬なりでしたので、速い時計は出ていませんが
動き自体が、デキが良い馬ならではの素軽いものでしたし、毛ヅヤと体の
張りも目立つものでしたので、キッチリ上位に食い込めそうです」
という内容でしたから、好レースが期待できそうです。