KBC杯で注目しているのは、

「株式会社クラウン」が出走させる

クラウンシャイン。

「株式会社クラウン」は、以前、個人名義で所有馬を走らせていた矢野悦三オーナーが、

2013年の6月から使っている法人名義につき、ここでは同社のことを「矢野オーナー」と表記します。

矢野オーナーの本業は、埼玉県さいたま市の浦和区に本社を構え、

各種建築物の設計などを行っている「クラウンコンサルタント株式会社」や、

名古屋市の中区に本社を構え、下水道や道路の構造設計などを行っている

「株式会社クラウンテック」といった複数の企業を擁する、「クラウングループ」の代表者です。

同グループは、1985年に矢野オーナーが「クラウンコンサルタント株式会社」を設立してから、

先ほど名前を挙げた「株式会社クラウンテック」や、福岡県福岡市の早良区に拠点を構えている、

「株式会社クラウン建築設計」や、大分県の豊後高田市に拠点を構えている、




「株式会社クラウン」など、徐々に系列企業を増やしており、現在では、

さいたま市、福岡市、大阪市、札幌市、仙台市の計5ヶ所に自社ビルを所有するほどに成長しております。

よって、その中心人物である矢野オーナーは、

「大いに尊敬すべき優秀な経営者」と言えるでしょう。

そして馬主としては、2010年から矢野悦三オーナーの個人名義で馬を走らせていましたが、

2013年からは所有名義を「株式会社クラウン」としております。

なお、矢野オーナーは、北海道の沙流郡日高町に、生産と育成の両方を行っている、

「クラウン日高牧場」と「クラウンマリノファーム」と「クラウングリーンヒル」を所有し、

大分県の国東市に、砂浜を活かした調教コースやプールなどで育成を行える

「海の牧場・クラウンファーム」を所有しているオーナーブリーダーです。

また、「クラウン日高牧場」では、アドマイヤコジーンとフォーティナイナーズサンの種牡馬2頭を繋養しております。

これまでに50頭以上を所有している矢野オーナーは、

2012年の小倉2歳Sとデイリー杯2歳Sでクラウンレガーロが2着に入っているものの、

まだ一度も重賞を勝てていない上、クラウンレガーロは、その後、

準オープンに降級しておりますので、現在のオーナーは、オープン馬を一頭も所有しておりません。

しかし、クラウンシャインが準オープンのKBC杯を勝ってオープン馬となれば、

今後、「初の重賞勝ち」を狙えることとなります。

更に、同馬は、フォーティナイナーズサンの産駒ですから、クラウンシャインの活躍が、

矢野オーナーの所有する「クラウン日高牧場」の利益に直結することは、間違いないでしょう。




そこで、矢野オーナーの立場であれば、クラウンシャインを出走させる明日のKBC杯を、

「絶対に勝ちたいレース」と位置付け、管理している蛯名調教師に対して、

迷わずメイチの勝負仕上げを指示するでしょう。

また、最終追い切りについての報告が、

「ダートコースで一杯に追われて、5Fが73秒3、終いの1Fが11秒9
という時計を出していました。1秒9前を走っていたカシノマスト(2歳新
馬)を追い掛けて、最後は楽に同入していましたね。いくら格下が相手だっ
たとは言え、これだけ走れるのは状態がいい証拠でしょう」

という見込み通りのものでした。

そのため、この馬の上位入線を期待しております。


当日厳選したレースでの買い目をご希望の場合は競馬会員にお申込み下さい。