大橋調教師は、

1984年の7月に競馬学校の厩務員課程に入り、

その年の10月から2年間は、

荻野光男調教師のところで、

1986年からは松田博資調教師のところで、

1992年からは目野哲也調教師のところで、

それぞれ調教助手として腕を磨いた後、

2002年に調教師試験に合格しました。

その後は、

技術調教師として2年間の修行を積んで、

2004年に自分の厩舎を開業しましたので、

今年で10年目となります。

大橋師のところは、

開業した年こそ6勝止まりだったものの、

毎年のように勝ち鞍を増やしていて

2005年が9勝、

2006年と2007年が11勝、

2008年が14勝、

6年目の2009年には

開業以来最高の24勝を上げています。

2010年までは、

なかなか重賞を勝てなかったのですが、

ナムラタイタンを使った

2011年の武蔵野Sで初めて重賞を勝つと、

その1ヶ月後の交流重賞・名古屋グランプリも

ニホンピロアワーズで勝ち、

昨年も、名古屋大賞典と白山大賞典、

更にはジャパンCダートを

ニホンピロアワーズで勝てた上、

獲得賞金も過去最高の

4億3929万円としていましたから、

師にとって満足できた1年だった筈です。

ただ、勝ち鞍に関しては、

24勝を上げた2009年以降は、

数を減らしていて、

2010年は19勝、

2011年は15勝、

そして昨年が16勝となっています。

きっと大橋師自身、

この点については決して満足していない筈で、

「今年こそ2009年の記録を絶対に超えたい」

と強く思っている事でしょう。

しかし、

今年に入ってからの成績は、

先週までの時点で

「9勝・獲得賞金1億9455万円」

と、このままのペースで行くと、

2009年の24勝を大きく下回ってしまうのが確実です。

このことを踏まえると、当然、

「とにかく結果を出さなければならない」

と考えている筈ですし、

今週、小倉記念に登録しているミキノバンジョーと

レパードSに登録しとるタイセイバスターや、

越後Sに登録しているナムラジュエルなど、

特別戦に管理馬を6頭も登録してきたのは、

「一気に勝ち鞍を増やし、賞金を稼ぎたい」

という強い思いの表れだと思います。

実際、大橋師がどんな仕上げでレースに出してくるのか、

厩舎の気配には大いに注目しなければなりません。

↓今週の主な登録馬↓

ミキノバンジョー(小倉記念)
タイセイバスター(レパードS、宮崎特別)
マッシヴリーダー(宮崎特別)
ナムラジュエル(越後S)
タイガーシード(指宿特別)
サンマルクイーン(筑紫特別)

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