皐月賞1番人気6着

サトノクラウンについて

【血統】

父はマイルの英[G1]セントジェイムズパレスSの勝ち馬だが、英ダービーでは2着に入っている。種牡馬としてはマイラーから中長距離馬まで出す万能タイプで、全姉は芝6Fの英[G1]チェヴァリーパークSの勝ち馬。母の父Rossini、祖母の父Vettori、3代母の父Pursuit of loveと、代々の種牡馬はスプリンターとマイラーが並んでおり、血統的にはマイル〜2000mくらいがベスト。距離延長はマイナスだろう。

【脚質】

この馬のイメージは「優等生」だ。馬群の後ろで我慢しろと言えばいつまでも我慢できる。そしてゴーサインが出れば瞬時にスピードが上がる。前者の良さが発揮されたのが東スポ杯2歳Sであり、後者が弥生賞だ。ただ、これらの長所はなかなかダービーで活かしにくい。どうしても最後はバラけて長くいい脚を使える馬が勝つ。スローから直線を向いても馬群が固まるような競馬になれば勝機は生まれるが…。その可能性は高くない。

【状態】

弥生賞から皐月賞の間は特に鍛える事はせず、抜け出してソラを使った部分の修正に重点を置いた調整だった。レースでは4角の不利で集中力をそがれたが、勝負所では外目で手応えは上々だった。走れていない分[G1]後でも疲労がないのは幸い。今度は長丁場に向けて攻めをハードにシフトし、闘争心も筋力もアップしてくるはず。今年は春から初夏のような気温で大型牡馬には消耗が多い気候だが、夏場デビューのこの馬には耐性がある。


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