西川光一オーナーが阪神牝馬Sに出走させる、

カフェブリリアントについて。

西川オーナーは「パーク24株式会社」の代表取締役社長を務めています。

現在、東京都千代田区にある、「有楽町イトシア」の16階から20階に本社を構えていて、

コインパーキング・「タイムズ24」の運営などを手掛けている「パーク24株式会社」は、

1971年に東京都品川区の西五反田で創業された「株式会社ニシカワ商会」が起源で、それから今までに、

1985年→駐車場の保守・運営管理部門を「パーク24株式会社」として設立
1991年→時間貸駐車場・「タイムズ」の1号物件・「タイムズ上野」をオープン
1999年→東証2部に上場
2000年→東証1部に上場
2006年→韓国に合弁会社を、台湾に支店をそれぞれ開設
2009年→株式会社マツダレンタカーの株式を取得

といった形で順調に事業を拡大し続けております。

そして、過去5年に於ける同社の「駐車場の運営台数」と「連結売上高」は、

2010年→31万4069台・1132億4800万円
2011年→35万7129台・1240億8000万円
2012年→39万5784台・1395億4700万円
2013年→43万1039台・1554億2800万円
2014年→47万0675台・1670億2200万円

と、どちらも右肩上がりとなっており、確か現在ではグループ全体の従業員数が2000名を超えていますから、

同社のトップである西川オーナーのことは、非常に多くの方が「優秀な経営者」と認めている筈です。

また、西川光一オーナーのお父様は、「パーク24」の先代社長であり、JRAの馬主としては、

2001年の菊花賞と有馬記念と2002年の天皇賞・春を勝ったマンハッタンカフェや、

2000年のNHKマイルCと2002年のジャパンCダートを勝ったイーグルカフェなどでお馴染みだった西川清さん(故人)です。

そして、清さんの後を継いで、西川オーナーがJRAで持ち馬を走らせ始めたのは、

2003年からでして、それから現在までに40頭近くを所有していまして、

その中の代表的な存在と言えば、2004年の交流GI・ジャパンダートダービーを制したカフェオリンポスや、

2004年のCBC賞と2005年のシルクロードSを制したプレシャスカフェなどが挙げられます。

また、最近の西川オーナーの成績は、

2012年→3勝・獲得賞金額7924万円
2013年→5勝・獲得賞金額1億0735万円
2014年→5勝・獲得賞金額1億4072万円

と記せば分かる通り、「右肩上がり」となっていましたが、今年に入ってから先週までの勝ち星は、

カフェブリリアントで制した節分Sの1勝のみとなっていまして、獲得賞金は2975万円に留まっています。

もちろん、このままの状況が続けば、「右肩上がり」だった過去3年と違って、

今年は昨年までの成績を確実に下回ってしまうでしょう。

そこで、私が西川オーナーの立場であれば、「賞金の高い重賞を勝ちたい」と考え、

1着賞金5300万円(馬主の取り分は8割の4240万円)の

阪神牝馬Sにカフェブリリアントを出走させるにあたっては、

この馬を預けている堀調教師に対して、迷わずメイチの勝負仕上げを指示しますし、

最終追い切りについての報告が、

「南ウッドに入れられて、全体が55秒6、
終いが13秒4という時計を出していました。完全
に馬なりでしたから、速い時計が出た訳ではありま
せんが、力強い脚捌きで切れのある動きを見せてい
ましたし、追い切った後もどっしりと落ち着いてい
ましたから、とてもいい状態でレースを迎えられそ
うです」

というものでした。

この馬は、今回が初めての重賞挑戦となりますけど、

決して侮れないと見ております。


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