「株式会社サラブレッドクラブ・ラフィアン」がダービー卿CTに登録している、
マイネルメリエンダについて。
「サラブレッドクラブ・ラフィアン」の代表を務めているのは、
「マイネル軍団の総師」こと岡田繁幸オーナーのご子息である岡田紘和氏です。
1986年に設立された同クラブは、これまでにJRAで1000頭以上を走らせており、
その中の代表的な存在としては、1996年の朝日杯3歳S(現在の朝日杯FS)を制したマイネルマックスや、
1998年のスプリンターズSを制したマイネルラヴや、
2004年の朝日杯FSを制したマイネルレコルトや、
2009年の天皇賞・春を制したマイネルキッツや、
2011年の中山グランドジャンプを制したマイネルネオスや、
一昨年のNHKマイルCを制したマイネルホウオウなどが挙げられるでしょう。
一昨年の同クラブは、マイネイサベルで制した中山牝馬Sや、
先ほど記したマイネルホウオウで制したNHKマイルCや、
マイネルラクリマで制した七夕賞など、
「65勝・獲得賞金15億2645万円」という成績を残しておりましたが、昨年は、
マイネルフロストで毎日杯を、マイネルメダリストで目黒記念を、マイネルラクリマでオールカマーを制したものの、
「64勝・獲得賞金13億9893万円」と、前年より獲得賞金が1億円以上も下回ったのですから、
この数字にクラブの関係者達は満足していない筈です。
また、同クラブは、「現2歳世代の募集馬」について、
第一次募集馬→55頭
第二次募集馬→24頭
会員特別募集馬→6頭
といった形で計85頭の出資を受け付けておりましたが、その募集は1月末で終了しておりますので、
この時期、他のクラブに見られがちな、
「目先のレースで過去の募集馬を活躍させて、出資者増加に繋げたい」
という思惑はないと判断できます。
しかし、計85頭の内、確か8割以上が満口とならずに募集の締め切りを迎えておりましたので、
この状況にクラブの関係者達が強い危機感を抱いているのは間違いないでしょう。
そして、今年も同クラブは、昨年までと同じく、5月初旬に募集馬のラインナップを発表し、
6月中旬から出資の受け付けを開始する筈ですから、現在はクラブの関係者達が、
「昨年の二の舞とならないよう、早い時期から過去の募集馬を重賞で活躍させて、クラブの知名度を上げておきたい」と考えている筈です。
よって、ダービー卿CTに登録しているマイネルメリエンダについては、クラブの関係者が、
この馬を管理している和田正一郎調教師に対して、
メイチの勝負仕上げを指示していると見ておりましたので、
最終追い切りの内容を確認したところ、
「坂路で全体54秒8、終い13秒0という時計を出し、
テンからスムーズに運んで、活気のある抜群の動きを見せ
ていましたから、この馬の力を出せるデキに仕上がったと
判断していいでしょう」
というものでしたから、馬券に絡んでくる可能性が十分にあると見ております。