佐藤壽男オーナーがエリザベス女王杯に登録している、
グレイスフラワーについて。
佐藤オーナーは、宮城県登米市に本社を構え、
肉用牛の生産販売や、家畜飼料の販売や、有機質肥料・家庭園芸培養土の製造販売などを手掛けている、
「株式会社日高見牧場」の代表取締役です。
同社は、1972年に、佐藤オーナーが個人で肉用牛の飼育を始めたのが創業のきっかけでして、
1987年に法人化し、その後は、
1989年→特殊肥料工場(堆肥プラント)を新設
1996年→家庭用園芸培養土の生産ブランドの操業を開始
1997年→肥育牛舎を新設
2000年→園芸培養土の生産設備拡充、製品倉庫の新設、関連会社「グリーンプラン株式会社」を設立
と、順調に事業規模を拡大していき、2002年から2007年までに新たに「9」の牛舎を新設し、
現在では、肉用牛の年間出荷頭数が2500頭近くに及ぶそうです。
また、同社のオリジナルブランド「宮城日高見牛」は、
「サラダのように毎日食べたい健康的なお肉」をキャッチフレーズに、
「全頭BSE検査合格済み」という安心できる品質であるのはもちろんのこと、
血管の硬化を抑止する働きがあると言われている「パルミトオレイン酸」が多く含まれており、
JR仙台駅に隣接する「ホテルメトロポリタン仙台」の2階にあるレストラン「旬菜グリル&カフェ【セレニティ】」や、
仙台市青葉区にある郷土料理のお店「我流伊達屋敷」や、岩手県の盛岡市に2店舗、
東京都中央区の銀座に1店舗を構える焼肉・冷麺のお店「ぴょんぴょん舎」など、
仙台市を中心に多くの飲食店に提供しているようですから、
一代で人気ブランド牛を作り上げた佐藤オーナーが、
「業界で一目置かれている存在」であるのは間違いないでしょう。
そして、JRA馬主としての佐藤オーナーは、2006年から馬を走らせ始めて、
昨年までは、特に目立った成績を残せていなかったのですが、今年に入ってからは、
グレイスフラワーで制した5月11日(日)の4歳上500万下、火内山特別、オクトーバーSの3勝を上げ、
初の特別レース勝ちも果たすなど、先週までに今までで最高となる4652万円の賞金を獲得しております。
また、佐藤オーナーは、今年に入って初めて特別レースを勝つことができた訳ですから、
「次は重賞勝ちたい」という思いを強めている筈です。
なお、佐藤オーナーは現在、4頭の現役馬を所有しており、
その内の「稼ぎ頭」は、これまでに5001万円の賞金を獲得しているグレイスフラワーですが、
その他の3頭は、
アンブリッジ(牡4歳)獲得賞金1542万円→5連敗中
アンジェリー(牝2歳)未勝利
ラトゥール(牝2歳)未勝利
と、全くと言っていいほど賞金を稼げておりません。
よって、現在は佐藤オーナーが、
「その分をグレイスフラワーに稼いで欲しい」とも考えている筈ですから、
1着賞金9000万円(馬主の取り分は8割の7200万円)のエ
リザベス女王杯に登録しているグレイスフラワーについては、佐藤オーナーが、
この馬を管理している宗像調教師に対して、
メイチの勝負仕上げを指示している可能性が高いと見ておりました。
そして、最終追い切りの内容を確認したところ、
「乗り役の丸田騎手が跨り、ウッドで全体68秒4、終い13秒0
という時計を馬なりで出していて、オープンのインプレスウィナー
をコンマ6秒追走して、最後はコンマ2秒先着という内容でした。
力強い脚捌き見せていましたし、馬体のハリや毛ヅヤも抜群でした
から、前走のオクトーバーSのデキを維持できていると判断してい
いでしょう」
というものでしたから、ここで馬券に絡んでくる可能性が十分にありそうです。
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