一口馬主クラブの「キャロットファーム」が七夕賞に出走させる、
マデイラについて。
一口馬主クラブ「キャロットファーム」の愛馬会法人である、
「キャロットクラブ」の代表を務めている手嶋龍一氏は、
かつてNHKに所属しており、1997年からはワシントン支局長を務め、
2001年に起きたアメリカの「9・11同時多発テロ事件」の際には、
11日間に渡った「24時間中継」を担当していた方です。
また、2005年にNHKを退局した後は、
外交ジャーナリストとして活動しながら、
2006年に出版した「ウルトラ・ダラー」が33万部のベストセラーとなるなど、
作家としても非常に高い評価を受けています。
更に現在は、慶應大学の大学院で教授として
「インテリジェンス論」の講義を行い、
外交・安全保障を中心とした後進の指導に取り組んでいる上、
「シューイチ」、「情報ライブ・ミヤネ屋」
といったテレビ番組などにコメンテーターとして出演するなど、
執筆以外の分野でも華々しく活躍しております。
そして、一昨年の「キャロット」は、
トゥザグローリーで制した日経新春杯や、
フラガラッハで制した中京記念など、
「重賞7勝を含む90勝・獲得賞金16億7212万円」
という成績に残しておりましたが、昨年は、
エピファネイアで制した菊花賞など、
「重賞5勝を含む97勝・獲得賞金20億5324万円」
と、前年より勝利数で上回り、
獲得賞金は4億円近く伸ばしていました。
更に今年に入ってからの同クラブは、
トゥザワールドで制した弥生賞や、
ハープスターで制した桜花賞など、
重賞5勝を上げ、現時点での「JRA馬主リーディング」は、
1位「社台レースホース」→57勝・獲得賞金14億0599万円
2位「キャロットファーム」→56勝・獲得賞金13億7681万円
3位「サンデーレーシング」→40勝・獲得賞金12億9276万円
と、「社台レースホース」に僅かな差で迫っている上、
昨年1位だった「サンデーレーシング」を大きく上回っています。
そして、この好調な成績が、
クラブの出資者増加に好影響を与えているようでして、
□2012年度募集馬(現3歳世代)
※募集開始2012年9月1日(土)~2013年7月1週目まで
募集馬93頭の内、満口は65頭(満口率69・8%)
□2013年度募集馬(現2歳世代)
※募集開始2013年9月1日(日)~2014年7月1週目まで
募集馬93頭の内、満口は75頭(満口率80・6%)
と、満口率は10%以上も高まっているのです。
ただ、「サンデーレーシング」と「社台レースホース」の
「2013年度募集馬」(現2歳世代)は、全ての受付が終了した時点で、
「サンデーレーシング」→募集馬90頭の内、満口は86頭(満口率95・5%)
「社台レースホース」→募集馬86頭の内、満口は77頭(満口率89・5%)
という結果と比較すると、まだ募集を行なっている段階とは言え、
「キャロット」の数字は大きく下回っている訳ですから、
現在、クラブの関係者達は、
「1頭でも多くの馬を満口にするため、
過去の募集馬を重賞で活躍させて、
出資者増加に繋げたい」
と考えている筈です。
そこで、七夕賞に登録しているマデイラについては、
クラブの関係者が、この馬を管理している荒川義之調教師に対して、
「メイチの勝負仕上げを指示している可能性が高い」
と見ていました。
そして、最終追い切りの内容を確認したところ、
「乗り役の川島騎手(レースでは大野騎手が騎乗)がポリトラックで、
全体が63秒0、終い12秒1を馬なりで出し、とてもスムーズな動
きを見せていました。毛ヅヤはピカピカでしたし、馬体の張りも申し
分なく見えましたので、最近では1番のデキに仕上がったと判断して
いいでしょうな」
というものでしたから、
好レースが期待できると考えております。
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