安田記念にフィエロを、

鳴尾記念にエックスマークを登録している、

「金子真人ホールディングス」について。

ちなみに、馬主名義の「金子真人ホールディングス」は、

金子オーナー個人の資産管理会社でして、

ここでは、「金子オーナー」と表記させていただきます。

金子オーナーの本業は、

横浜市の都筑区に本社を構えている東証１部上場企業

「株式会社図研」の代表取締役社長です。

同社は、１９７６年に金子オーナーが横浜市磯子区で設立した

「株式会社図形処理研究所」が起源でして、

１９８５年に現在の社名となって、その後、

着実に業績を伸ばし続け、１９９０年、

現在の本社ビルと中央研究所ビルを完成させて、

１９９４年には東証１部上場を果たしています。

現在、「プリント基板」と呼ばれる配線設計の支援システムで、

世界トップクラスのシェアを誇っている同社は、

世界各国で５０００社ほどの企業に製品を提供していますし、

国内に４つのグループ企業を所有している上、

海外にも多数の拠点を所有していて、

子会社を含めた従業員数は１２００名近くとなっていますので、

「業界の発展を牽引している優良企業」

と言えます。

ＪＲＡ馬主としての金子オーナーは、

１９９９年のスプリンターズＳと２００１年の安田記念を制したブラックホークや、

２００１年のＮＨＫマイルＣとジャパンＣダートを制したクロフネや、

２００４年のＮＨＫマイルＣとダービーを制したキングカメハメハや、

２００５年のクラシック３冠などＧＩを７勝したディープインパクトや、

２００８年のジャパンＣダートなどＧＩを７勝したカネヒキリや、

２０１０年の牝馬３冠を含むＧＩで５勝を上げたアパパネなど、

これまでに多く活躍馬をお持ちになっています。

また、金子オーナーと言えば、これまで毎年のように

「セレクトセール」で多くの馬を購入していて、

過去３年だけを見ましても、

２０１１年→２億０６００万円を使い８頭を購入
２０１２年→２億６１００万円を使い７頭を購入
２０１３年→３億２３００万円を使い８頭を購入

という形で計２３頭に７億９０００万円を使っていますので、

７月１４日（月）～１５日（火）に行われる今年の同セールでも、

多くの購入を予定している筈です。

そのため、今の金子オーナーは、

「セールでの購入資金を確保するために、
できる限り多くの賞金を稼いでおきたい」

と強く願っている筈ですが、先週は

「６戦０勝・獲得賞金７７０万円」という成績に終わっていますので、

今週、巻き返しを狙っているのは間違いないと判断できます。

そこで今週、金子オーナーが、

１着賞金１億円（馬主の取り分は８割の８０００万円）の

安田記念に登録しているフィエロと、

１着賞金４０００万円（同３２００万円）の

鳴尾記念に登録しているエックスマークは、

「どちらも勝負懸かり」

と見ています

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