笹田和秀調教師が京都新聞杯に登録している

ミヤビジャスパーについて。

笹田師は、重賞77勝、通算1155勝という成績を残し、

今年の4月にはJRAの顕彰者に選ばれた伊藤雄二さんの義理の息子さんで、

伊藤さんが現役だった頃、攻め専として、

ウイニングチケットやエアグルーヴや

ファインモーションといった馬の調教を担当した後、

2008年に調教師の試験に受かって、

次の年の3月に自分の厩舎を開業しました。

ちなみに、師の奥さんの淑さんは、

JRAで初めてとなる女性の助手で、

息子の知宏君はニュージーランドで乗り役となり、

2011年からは地方の園田に拠点を移して活躍しています。

それで笹田師は、

厩舎を開業した年こそ10勝止まりでしたが、

2010年は21勝、2011年は24勝、

2012年は28勝、2013年は21勝と、

順調に勝ち星を積み重ねていますし、

3年目の2011年には早くも、

レディアルバローザを使った中山牝馬S、

エリンコートを使ったオークスと重賞を2つ勝てたのは、

伊藤さんのところで

「走る馬の調教に関わってきた経験」

をしっかりと活かせているからなのでしょう。

ですがJRAで獲得した賞金は、

2011年に、「4億8022万円」という、

開業してから一番いい数字を残してからは、

2012年→4億0600万円
2013年→3億4870万円

と、右肩下がりとなっております。

しかし、今年は、先週までで

「9勝・獲得賞金1億8099万円」

と、厩舎を開業してから一番いいペースで賞金を稼げておりますので、

きっと、今の笹田師は、

「この勢いを保ちたい」

と思っている筈です。

ただ、師のところは、

レディアルバローザを使った2012年の中山牝馬Sから、

JRAの重賞はご無沙汰となっていて、

連敗が「23」に伸びていますし、

この先、厩舎に勢いを付けるためには、

重賞での勝ち星が欲しいところですから、

京都新聞杯に登録しているミヤビジャスパーには、

「何が何でも勝って欲しい」

という願いを懸けているのは間違いないでしょう。

そこで、この馬の最終追い切りにはいつも以上に注目しましたが、

坂路で、全体が55秒3、

終い1ハロン12秒1という時計を出していました。

馬場が渋っとったことから、

全体の時計は少し掛かっていましたけど、

終いの動きはとても力強かったです。

この動きであればレースで力を出せることは間違いないでしょうし

笹田師が念入りに仕上げてきたと判断していいでしょう。

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