大川徹オーナーが高松宮記念に登録している、
スマートオリオンについて。
大川オーナーは、２００１年に逝去された大川功氏のご子息でして、
功氏と言えば、日本初の独立系システム開発企業である
「株式会社ＣＳＫ」の創業者であり、
「株式会社セガ」の代表取締役会長兼社長も務めるなど、
経済界に於いて多大な実績を残した方です。
また、大川オーナーご自身も、
東京都港区の南青山に本社を構え、
携帯サイトの企画・制作、映像制作、
イベント企画事業などを手掛けている
「株式会社スマート・エックス」
の代表取締役を務めております。
同社は、フジテレビの関連コンテンツとして、
加山雄三さんや、西城秀樹さんや、甲斐よしひろさんといった
大物アーティストの情報を発信しているサイト、
「ＣＸアーティストＮＵＤＥ」の企画・運営に深く関わっている上、
「世にも奇妙な物語・劇場版」
の映像制作など、様々な事業を手掛けておりますので、
その代表取締役を務めている大川オーナーは、
お父様と同じく「優秀な経営者」と言えるでしょう。
そして、ＪＲＡ馬主としての大川オーナーは、
２００２年から馬を走らせ始めて、
それから現在までに１００頭以上を所有しており、
過去の代表的な存在と言えばやはり、
２０１０年のＪＢＣクラシックと東京大賞典、
２０１１年の帝王賞とＪＢＣクラシックと東京大賞典、
２０１２年の川崎記念など、６つのＧＩを含む重賞１９勝を上げ、
ＪＲＡと地方を合わせて９億９０７３万円の賞金を獲得した
スマートファルコンが挙げられます。
また、大川オーナーは、
地方交流重賞を総なめにしていたものの、
意外なことにＪＲＡでの重賞勝ちは果たせておりませんでしたが、
一昨年の中日新聞杯をスマートギアで制し、
念願のＪＲＡの重賞初制覇も達成しております。
ただ、現在所有している１９頭の内、
これまでに２億５５２５万円の賞金を獲得している
「稼ぎ頭」のスマートギアは、
一昨年の中日新聞杯を勝ってから、
「１４連敗中」となっている上、
現在は放牧されており、
まだ復帰のメドは立っておりませんので、
大川オーナーが、
「その分を他の馬でカバーしておきたい」
と考えているのは間違いないと見ておくべきでしょう。
また、一昨年の大川オーナーは、
「１５勝・獲得賞金３億７７６２万円」
という成績を残しておりましたが、
昨年は、「１３勝・獲得賞金２億３４５２万円」と、
前年より獲得賞金が１億４３１０万円も減っております。
そのため、今年は大川オーナーが、
「最低でも昨年以上の賞金を稼いでおきたい」
とも考えている筈ですから
、１着賞金９５００万円（馬主の取り分は８割の７６００万円）
の高松宮記念に登録しているスマートオリオンについては、
オーナーがこの馬を管理している鹿戸調教師に対して、
「メイチの勝負仕上げを指示している可能性が高い」
と見ておりました。
そして、
追い切りの内容を確認したところ、
「今朝、坂路で全体５４秒１、
終い１２秒３という時計を出し、
テンからスムーズに加速して、
気溢れる動きを見せていましたね。
アクアマリンＳ、オーシャンＳと連闘で使われ、
そして今回は中２週と間隔は詰まっていますけど、
今朝の動きを見る限り、疲れを全く感じさせないものでしたから、
十分に力を出せるデキにあると判断していいでしょう」
というものでしたから、
見方は正しかったと確信しております。
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