村山明調教師が根岸Sに使う、

テスタマッタについて。

東京の東村山市出身の師は、

そして村山調教師は、

2008年に調教師の免許を取って、

その年の9月に厩舎を開業し、

最初の年は、開業が遅かったこともあり、

「4勝・6234万円獲得」

という成績に留まっていましたけど、

2年目に「19勝・3億9288万円獲得」、

3年目に「25勝・獲得賞金4億7925万円」、

そして昨年は、開業してから最高となる、

「31勝・5億1851万円獲得」と、

順調に成績を伸ばしています。

また、

重賞もホッコーパドゥシャで勝った2009年の新潟記念、

テスタマッタで勝った2012年のフェブラリーS、

コパノリッキーで勝った2013年の兵庫CSなど、

JRAと地方交流を合わせて、

これまでに6勝を上げています。

このようないい成績を残せているのは、

乗り役時代には松田国英調教師のところで、

クロフネやキングカメハメハなどの調教を付けた経験や、

助手時代には角居調教師のところで、

ウオッカなどの調教を付けた経験や、

2006年のブリーダーズCクラシックを勝った

インヴァソールのキアラン・マクローリン厩舎をはじめ、

アメリカやオーストラリアの厩舎に研修へ行って、

実際に走る馬を間近で見てきた経験が十分に活きているのでしょう。

ただ、昨年の村山調教師は、

これまでで最高の成績を残したものの、

JRAの重賞では、

ジャイアントリープを使った京都新聞杯と、

ラブイズブーシェを使った福島記念での3着が最高で、

「16戦0勝」という結果に終わってしまいましたし、

テスタマッタで2012年のフェブラリーSを勝ってから、

現在、「26連敗中」となっています。

そのため、このままですと、

多くの馬主さんに対して、

「村山調教師のところは大きなレースを勝てない」

という印象を与えてしまう可能性も十分ありますので、

村山調教師としては、

「重賞の連敗を止めたい」

と考えている筈です。

そして、現在、

村山調教師は43頭の馬を預かっていて、

その内の「稼ぎ頭」は、これまでに

4億1647万円の賞金を稼いでいるテスタマッタですから、

当然、村山調教師は、

「何としてもこの馬で連敗を止めておきたい」

と思っていましたし、

最終追い切りも、

「坂路に入れて馬なりの内容でした。
馬場が渋っていた為、時計は掛かっとりましたけど、
元々、稽古では動ないタイプですので、
割引材料と考える必要はないでしょう。

この馬本来のいい意味での
うるささを見せるようになっていましたし、
力を出せる状態と判断してええでしょう」

という、「十分な仕上がり」と思えるものでしたから、

いいレースを見せてくれそうです。

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