佐々木主浩オーナーが天皇賞・春に出走させる

シュヴァルグランについて。

佐々木オーナーは、1990年に「大洋ホエールズ」(現在の「横浜DeNAベイスターズ」)に入団し、

速球と鋭いフォークボールなどを武器に日本球界を代表する「抑えの切り札」となり、

2000年にメジャーリーグの「シアトル・マリナーズ」に移籍してからも大活躍して、

日米通算381セーブを挙げた元プロ野球選手であるのは、

競馬ファンのみならず、多くの方がご存知のことでしょう。

佐々木オーナーは、2014年、トルネード投法で日米通算201勝を挙げた野茂英雄氏、

西武ライオンズ時代に6度の日本一に貢献した秋山幸二氏と共に「野球殿堂入り」を果たしており、

同年の12月2日(火)に「帝国ホテル」で行われた佐々木オーナーの「野球殿堂入り祝賀パーティー」には、

「横浜ベイスターズ」時代の恩師である権藤博氏や、

「シアトル・マリナーズ」時代に同僚だったイチロー選手や、

プロゴルファーの青木功氏や、演歌界の大御所で馬主としてもお馴染みの北島三郎氏や、

「アドマイヤ」の冠名でお馴染みの近藤利一オーナーなど、総勢800名近くが出席したそうですから、

現役を退いた今でも佐々木オーナーは、多くの方から厚い信頼を寄せられているのは間違いありません。




また、現在の佐々木オーナーは、「TBS」の野球解説者として、

投手目線の的確なコメントが視聴者にかなりの好評を博している上、

札幌市中央区に1店舗、仙台市青葉区に2店舗を展開している「Kanakoのスープカレー屋さん」を、

奥様の榎本加奈子さんと共同で経営するなど、実業家としても素晴らしい手腕を発揮しております。

ちなみに佐々木オーナーは、まず2006年に地方競馬の馬主資格を取得し、

翌年にJRAの馬主資格を取得しており、そのきっかけは、

鮨屋で偶然会った近藤利一オーナーから、馬主になることを勧められたからだそうで、

実際、JRAで初めて所有した馬には、近藤オーナーの冠名と、

佐々木オーナー自身の代名詞である「大魔神」を組み合わせた、

「アドマイヤマジン」という名前を付けておりました。

JRAの個人馬主資格を取得してからの佐々木オーナーは、

初めの内こそ、特に目立つ成績を残せていなかったのですが、

2012年のクイーンCをヴィルシーナが制し、

初の重賞勝ちを飾ると、その後も同馬は、桜花賞、オークス、

秋華賞でジェンティルドンナの2着に入り、

2013年のヴィクトリアマイルでオーナーに初のGI勝ちをもたらした上、

翌年には同レースの連覇を達成するなど、合計4億6079万円もの賞金を稼ぎ出しました。

2012年の佐々木オーナーは、ヴィルシーナなどの活躍により、

過去最高となる「重賞3勝を含む4勝・獲得賞金3億1442万円」という成績を残しております。

しかし、それ以降は、

2013年→重賞2勝を含む6勝・獲得賞金2億2196万円
2014年→重賞1勝を含む6勝・獲得賞金2億1628万円

と記せば分かる通り、獲得賞金が伸び悩んでおりました。




そのため、昨年の佐々木オーナーは、「少しでも2012年に近付けたい」と考えていた筈ですが、

実際には、重賞を勝てなかったことなどが影響し、「3勝・獲得賞金9456万円」と、

大きく成績を落としていましたので、今年を迎えるにあたっては、

「賞金の高い重賞を勝ちたい」と考えていたでしょう。

実際、今年に入ってから先週までは、シュヴァルグランで阪神大賞典を制するなど、

「3勝・獲得賞金1億2770万円」という、

「3勝・獲得賞金1億3253万円」だった2012年の同時期(4月の4週目まで)と同水準の数字を残しておりますので、

現在のオーナーは、2012年の数字を超えるために、「もっと勢いを付けたい」と考えている筈です。

そして今週は、1着賞金1億5000万円(馬主の取り分は8割の1億2000万円)

の天皇賞・春にシュヴァルグランを出走させますので、佐々木オーナーの立場であれば、

同馬を預けている友道調教師に対して、迷わずメイチの勝負仕上げを指示するでしょう。

そこで、最終追い切りの内容を確認したところ、

「レースでも乗る福永騎手がCウッドに入れて、6Fが84秒4、
終いの1Fが12秒3という時計を馬なりで出しておりました。
アドマイヤカーリン(古馬1000万下)と併せる形で、コンマ8
秒前を走っていた相手を追い掛けて、最後はコンマ2秒先着してお
りました。いくら格下が相手だったとは言え、こんだけ動けるのは、
友道調教師の狙い通りに調整できとる証拠でしょう」

という内容でしたから、好レースが期待できると考えております。


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