山上和良オーナーがシルクロードSに登録している、
セカンドテーブルについて。
山上オーナーの本業は、三重県の名張市にある「やまがみ眼科」の院長です。
山上オーナーは、1994年に京都大学の医学部を卒業してから、
「京都大学附属病院」、「市立宇和島病院」、「彦根市立病院」などで経験を積み、
1999年の10月に「やまがみ眼科」を開院しております。
同医院では、日帰りで行っている「白内障」の手術が好評を博している上、
名張市内はもちろんのこと、同市の南側にある曽爾村や御杖村など、
病院から30キロ近く離れた場所に住んでいる患者さんに対しても、
無料で自宅まで送迎するサービスも行っているそうです。
また、山上オーナーは、「医療法人グリーンスウォード」の運営にも深く関わっており、
同団体では、「やまがみ眼科」と同じ名張市内で、「かも内科消化器科クリニック」、
「みらいのこどもクリニック」、「ちひろ内科クリニック」、「ハートリークリニック」を相次いで開院しております。
そして山上オーナーは、この医療法人の理事長として、
全部で5つの診療所を管理しているのですから、地域の方から厚い信頼を寄せられていることでしょう。
なお、山上オーナーは、2000年に地方競馬(笠松)の馬主資格を取得し、
2003年頃からJRAで馬を走らせており、そのきっかけは、
2000年頃、「地方競馬の馬主になりませんか」と呼びかけていた生産牧場のホームページを見て、
その牧場に連絡をしてみたことや、当時、「フジテレビ」で放送されていた
「やまとなでしこ」というドラマを見て、「馬主になれば女性にもてる」と思ったからだそうです。
また、山上オーナーは、これまでに150頭以上を所有していて、
2013年までは重賞を勝てておりませんでしたが、
馬主歴12年目を迎えていた2014年、セカンドテーブルが京王杯2歳Sを制し、
初の重賞勝ちを収めており、この年は、同馬などの活躍により
「5勝・獲得賞金1億1089万円」という成績を残しておりました。
しかし昨年は、「9勝・獲得賞金9538万円」と、
勝ち星は前年より4つ多かったものの、獲得した賞金が1500万円近くも下回ってしまいましたので、
現在のオーナーは「今年は必ず巻き返したい」と考えている筈です。
また、現在の山上オーナーは、現役馬20頭を所有しており、
その内の「稼ぎ頭」は、これまでに4926万円の賞金を獲得しているセカンドテーブルですが、
この馬は、先述した2014年の京王杯2歳Sを制してから、
「7連敗中」となっており、もう1年以上も勝てておりません。
更に、これまでに3874万円の賞金を獲得していて、セカンドテーブルに次ぐ「稼ぎ頭」のコランダムは、
2012年の3歳上500万下を制してから、「21連敗中」となっており、
3年以上も勝てておりませんので、現在のオーナーは、「稼ぎ頭に活躍して欲しい」とも考えている筈です。
実際に今週は、1着賞金3900万円(馬主の取り分は8割の3120万円)
のシルクロードSに「稼ぎ頭」のセカンドテーブルを登録してきましたので、
山上オーナーの立場であれば、この馬を預けている崎山調教師に対して、
迷わず渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。
また、最終追い切りについての報告が、
「レースでも乗る予定の水口騎手がCウッドで一杯に追って、全体が80秒6、
終いの1ハロンを12秒1という好時計でまとめておりました。サグラダファ
ミリア(3歳未勝利)との併せ馬で、最後は相手をコンマ5秒突き放しておりま
したしいくら体重の軽い乗り役が乗っとったとは言え、これだけの走りができる
のは、調子がいい証拠でしょうな。」
というものでしたから、好レースが期待できると考えております。