クイーンSで、
「ビッグレッドファーム」が登録している、
コスモネモシンについて。
「ビッグレッドファーム」は、
「マイネル軍団の総師」こと
岡田繁幸オーナーが
1974年に設立した牧場で、
1989年頃には静内に
「ビッグレッドファーム真歌トレーニングパーク」を、
1998年頃には新冠に
「ビッグレッドファーム明和」を、
2007年には茨城県の鉾田市に
「ビッグレッドファーム鉾田トレーニングセンター」
をそれぞれ設立するなど、
順調に規模を大きくしていて、
当初は岡田オーナーが代表でしたが、
今は奥様の美佐子さんが代表になっています。
また、
「コスモ」の冠名で走っている馬の多くは、
「ビッグレッドファーム」が
JRAの個人馬主資格を持つ方に出資を呼び掛ける、
「コスモオーナ-ズクラブ」の所属馬ですが、
コスモネモシンは
その募集馬ではありません。
ただ、
「コスモオーナーズクラブ」では、
昨年まで毎年のように、
10月の終わり頃から出資の受け付けを始めていますし、
今年も同じスケジュールになる筈ですから、
今の時期、
「コスモ」の冠名が付いたこの馬が活躍すれば、
出資を考えている馬主さん達に
いい印象を与えられて、
早めの出資を増やせるのはほぼ間違いありません。
しかも、
「ビッグレッドファーム」は、
これまでセールで多くの馬を落札していて、
昨年だけでも、
「HBAトレーニングセール」
→3頭を2230万円で落札
「八戸市場」
→2頭を570万円で落札
「セレクトセール」
→7頭を1億4250万円で落札
「セレクションセール」
→5頭を3560万円で落札
「サマーセール」
→44頭を1億8990万円で落札
「オータムセール」
→11頭を2470万円で落札
「ジェイエス繁殖馬セール(秋季)」
→6頭を4880万円で落札
と、計78頭に
総額4億6950万円を使っていました。
そして今年も、
7月8日(月)~9日(火)の
「セレクトセール」
→7頭を1億2200万円で落札
7月16日(火)の
「セレクションセール」
→8頭を9320万円で落札
と、今月だけで計15頭に
総額2億1520万円の資金を使っていますので、
今はきっと関係者全員が、
「セールで使った資金を早めに回収したい」
という気持ちを強く持っている筈です。
そこで、
1着賞金3500万円
(馬主の取り分は8割の2800万円)の
クイーンSに登録している
コスモネモシンについては、
「ビッグレッドファーム」の方から、
管理している清水調教師に対して、
勝負仕上げの指示が出ていると見ておくべきです。