オールカマーにミトラとロゴタイプを登録している、
「社台グループオーナーズ」について。
「社台グループオーナーズ」は、JRAの個人馬主資格をお持ちの方に、
社台グループが出資を呼び掛けているところで、ベテランの馬主さんはもちろんのこと、
資格を取ったばかりで、「少しでも費用を抑えたい」と考えている馬主さんでも参加しやすいように、
1頭を10口に分けて共有するシステムを採用していて、出馬表の馬主欄に、
「吉田照哉オーナー」、「吉田勝己オーナー」、「吉田正志オーナー」などの名前が書かれている馬のほとんどが募集馬です。
何年か前までの活躍馬には、オークスとエリザベス女王杯を勝ったダンスパートナーや、
高松宮杯とスプリンターズステークスを勝ったフラワーパークや、
スプリンターズSとマイルCSを勝ったデュランダルや、
ジャパンCを勝ったスクリーンヒーローや、
オークスを勝ったエリンコートや、
安田記念を勝ったストロングリターンといったGI馬がいますし、
最近も、2012年の朝日杯FSと2013年の皐月賞を勝ったロゴタイプや、
去年の福島記念を勝ったミトラなど、重賞勝ち馬を何頭も出していますので、
「さすがは社台グループ」といったところでしょうか。
ただ、これだけ募集馬が活躍していても、「出資者の増加に直結」とはなっていないようです。
何しろ、今年の「社台グループオーナーズ」は、5月14日(木)に、
トーセンジョーダンの半妹にあたる「エヴリウィスパーの2014」(父ルーラーシップ)や、
ダークシャドウの半妹にあたる「マチカネハツシマダの2014」(父ディープインパクト)など、
全部で96頭の「2015年度募集馬リスト」(現1歳世代)を発表していて、
6月から出資を受け付けていますが、確認したところ、もう満口になっているのは66頭で、
「募集中止」と「募集終了」になった2頭を除く残りの28頭は、まだ募集中ですから。
もちろん、今は「社台グループオーナーズ」の関係全員が、
「過去の募集馬を重賞で活躍させて、出資を迷っている馬主さん達に、いい印象を与えたい」と考えている筈で、
実際に今週は、オールカマーにミトラとロゴタイプを登録してきましたので、「完全に勝負懸かり」と見ています。
また、「社台グループオーナーズ」は、元々、オールカマーにムスカテールも使う予定でしたけど、
この馬は、屈腱炎でしばらくレースに出られないこととなりましたので、
ミトラとロゴタイプには、「ムスカテールの分も稼いで欲しい」
という思いも込められているのでしょう。