小林薫オーナーがローズSに出走させる、
テルメディカラカラについて。
京都府京都市東山区出身の小林オーナーは、地元の京都府立洛東高等学校を卒業後、
19歳になった1970年から芸能活動を開始し、
テレビドラマや、舞台、映画、CMなどで活躍している俳優です。
これまでに出演した代表的な作品としては、
■映画
はなれ瞽女おりん(1977年)
お葬式(1984年)
カムイ外伝(2009年)
深夜食堂(2015年)
■テレビドラマ
峠の群像(1982年NHK)
ふぞろいの林檎たち(1983年TBS)
丘の上の向日葵(1993年TBS)
黒部の太陽(2009年フジテレビ)
天皇の料理番(2015年TBS)
などが挙げられます。
そして、小林オーナーはこれまでに多くのCMにも出演しており、その中で競馬ファンの記憶に残っているのは、
「そういう、競馬が大好きです」や、「見るたび新しい競馬です」といったキャッチコピーが印象的な、
1988年から1989年に放送されたJRAのCMでしょう。
そして馬主としての小林オーナーは、1994年からJRAで馬を走らせていて、
現在までに30頭近くを所有しており、過去の代表的な存在としては、
2002年の桜花賞で2着と健闘したブルーリッジリバーや、
2007年の阪神牝馬Sを制し、小林オーナーに初の重賞勝ちをもたらし、
2009年の同レースも制したジョリーダンスなどが挙げられます。
ただ、小林オーナーは、ただいま記した2009年の阪神牝馬Sから現在まで、
約6年半も重賞を勝てておりませんので、ローズSに出走させるテルメディカラカラに対しては、
間違いなく、「久々に重賞を勝ちたい」という思いを強く抱いている筈です。
当然、小林オーナーの立場であれば、この馬を預けている石橋調教師に対して、
迷わずメイチの勝負仕上げを指示しますし、昨年の3月に厩舎を開業してから、
まだ重賞を勝てていない石橋調教師としても、
「ローズSは何が何でも勝ちたい」と非常に強く願っていることでしょう。
そして、最終追い切りについての報告が、
「坂路で一杯に追われて、全体が52秒6、終いが12秒6
っちゅう時計を出していました。テンから意欲的に運んで、
全身を大きく使った躍動感のある動きを見せておりましたか
ら、力を出し切れるデキと判断していいでしょう」
という内容でしたから、この馬を、「人気薄でも軽視できない存在」と見ております。