前田晋二オーナーが京王杯スプリングCに登録している、

クラレントについて。

前田オーナーはJR高槻駅(大阪府高槻市)

の南口から歩いてすぐの場所にある

「グリーンプラザ3号館」に本社を構え、

廃棄物の処理業やリサイクル業などを手掛けている、

「都市クリエイト株式会社」の代表取締役を務めております。

1974年に設立された同社は、現在、

10トンのダンプ車や、ゴミ収集車や、高圧洗浄車や、

標識車などの事業用車両を200台以上も所有し、

大阪、京都、奈良など、関西地区を中心に、

10の支店と4つの営業所を構えて事業を展開しており、

2012年度3月期の売上高は、

「57億円」という素晴らしい数字となっておりました。

また、晋二オーナーの兄である幸治オーナーは、

大阪市北区の梅田に本社を構え、

上下水道の管理などを手掛けている

「アイテック株式会社」の代表取締役を務めておりますので、

兄弟揃って「関西の環境ビジネス界を牽引する存在」と言うことができ、

晋二オーナーが代表を務めている「都市クリエイト株式会社」は、

京都競馬場の中に「京都営業所」があり、

栗東トレセンのすぐ近くに「滋賀支店」がありますので、

競馬関連の事業も手掛けている筈です。

そしてJRA馬主としての晋二オーナーは、

キャリアが30年近くに及んでいる大ベテランで、

これまでに100頭以上を所有しており、過

去の代表的な存在としては、

1994年の新潟大賞典を制したゴールデンアワーや、

2002年の皐月賞を制したノーリーズンや、

2009年の京都新聞杯を制したベストメンバーといった名前が挙げられ、

現役の代表的な存在としては、

2011年のデイリー杯2歳Sなど重賞4勝のクラレントや、

昨年の小倉大賞典など重賞3勝のヒットザターゲットや、

昨年のダービーなど重賞4勝のキズナといった名前が挙げられます。

昨年の晋二オーナーは、キズナで制したダービーや、

クラレントで制したエプソムCや、

ヒットザターゲットで制した京都大賞典など、

重賞7勝を含む14勝を上げ、

これまでで最高となる6億3448万円の賞金を獲得しておりましたが、

今年に入ってから先週までは、

「4勝・獲得賞金1億6377万円」と、

まだ昨年の4分の1ほどの成績に留まっておりますので

現在はきっと、

「賞金の高い重賞を勝って、一気に賞金を加算したい」

と強く願っていることでしょう。

また、晋二オーナーは現在、計14頭を所有しており、

その内の「稼ぎ頭」はもちろん、

これまでに4億3500万円の賞金を獲得しているキズナですが、

この馬は骨折していたことが判明したため、

復帰は「早くても年末の有馬記念」

という状況となっております。

そのため、現在の晋二オーナーは、

「キズナの分を他の馬でカバーしておきたい」

とも考えている筈ですから、

1着賞金5700万円(馬主の取り分は8割の4560万円)の

京王杯スプリングCに登録しているクラレントについては、

晋二オーナーが、この馬を管理している橋口調教師に対して、

「メイチの勝負仕上げを指示している可能性が高い」

と見ておくべきでしょう。

また今週は、ご兄弟であることから、

「完全に財布が同じ」と言える幸治オーナーも、

京王杯スプリングCにアフォードを登録しておりますので、

こちらも全く同じ理由で、「勝負懸かり」と私は判断しております。

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