日経賞で「注目すべき存在」として見ているのは、

「さくらコマース」が登録している

サクラアルディート。

東京競馬場がある府中市に本社を構えている、

「さくらコマース」は、

今から60年以上も前に創業されたパチンコ店

「さくら遊技場」が起源でして、現在は、

「パーラー宮西」、「さくらパーク」、「スパークル府中」

といったパチンコホールを府中市内に6店舗、

府中市以外の都内に3店舗、

横浜市に1店舗という規模で展開している上、

京王線の府中駅に隣接する複合型商業施設

「さくら食品館」や、「さくら市場館」

といったスーパーマーケットを都内に4店舗展開しております。

更に同社は、

「焼肉のたれ・ジャン」などで有名な食品メーカー

「モランボン株式会社」や、

老人福祉施設や商業施設の清掃業務、

ビルの保守点検業などを手掛けている

「株式会社エス・ティ・エス」

といった複数の企業を傘下に収めておりますので、

「府中市を代表する優良企業」

であるのは間違いありません。

そして、

JRA馬主として60年以上も前から馬を走らせている「さくらコマース」は、

これまでに700頭近くを所有しており、

過去の代表的な存在としては、

1986年の天皇賞・秋を制したサクラユタカオーや、

1987年の皐月賞と菊花賞を制したサクラスターオーや、

1988年のダービーを制したサクラチヨノオーや、

1993年と1994年の

スプリンターズSを制したサクラバクシンオーや、

1996年の天皇賞・春と有馬記念を制した

サクラローレルなどが挙げられます。

また、

一昨年の「さくらコマース」は、

「23勝・獲得賞金4億1542万円」

という成績を残しており、昨年は、

サクラゴスペルで制したオーシャンS、

サクラプレジールで制したフラワーCの重賞2勝を上げたものの

、「19勝・獲得賞金3億9149万円」と、

勝利数と獲得賞金共に前年を下回っております。

そのため、

今年は「さくらコマース」の関係者達が、

「最低でも昨年以上の成績を残したい」

と考えている筈ですが、

昨年と今年の成績を比較すると、

2013年(1月~3月4週)→5勝・獲得賞金1億6410万円
2014年(1月~3月4週)→3勝・獲得賞金7617万円

と、先週までの時点で、勝利数が下回っているのはもちろんのこと、

獲得賞金は半分以下となっていますから、

この状況に「さくらコマース」の関係者達が

強い危機感を抱いているのは間違いないと判断しております。

よって、現在、「さくらコマース」の関係者達は、

「賞金の高い重賞を勝ち、まずは昨年の水準まで戻しておきたい」

と考えている筈で、

前走のアメリカJCCで2着に入った、

サクラアルディートには大きな期待を寄せているでしょうし、

この馬を1着賞金6200万円
(馬主の取り分は8割の4960万円)の

日経賞に登録してきたのですから、

「明らかに勝負懸かり」と見るべきでしょう。

そして、

追い切りについての報告も、

「坂路で追って、全体が54秒3、
終い12秒4を出していました。
渋った馬場でしたけど、鋭い反応を見せていたように、
状態がいい馬ならではの軽快な動きでした」

という見込み通りの内容でした。

また、「さくらコマース」は、

1着賞金9500万円(同7600万円)

の高松宮記念にサクラゴスペルを登録していますので、

全く同じ理由で「勝負懸かり」だと判断する必要があるでしょう。

これらの理由から、私はこの2頭を

「人気の有無に関わらず注目すべき存在」

と見込んでおります。

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