鈴木隆司オーナーが金鯱賞に登録している、
カレンミロティックについて。
鈴木オーナーの本業は兵庫県神戸市灘区にある
「鈴木眼科クリニック」の院長です。
同医院ではコンタクトレンズを装着するための検査や、
結膜炎の治療など一般的な眼科治療だけではなく、
日帰りの白内障手術や緑内障手術、
更に網膜光凝固術などを受けることができ、
診療時間も、木曜日を除く平日は午後7時までと、
比較的遅い時間までとなっていますから、
近隣の方にとって、
「なくてはならない存在」と言えるでしょう
鈴木オーナーがJRAで馬を走らせ始めたのは、
2000年頃、それから現在までに30頭近くを所有しており、
これまでの代表的な存在としては、
2011年のスプリンターズS、
2012年の高松宮記念を含む重賞5勝を上げ、
4億4906万円の賞金を獲得したカレンチャンや、
昨年のNHKマイルCを含む重賞3勝を上げ、
2億4758万円の賞金を獲得している
カレンブラックヒルなどが挙げられます。
また、鈴木オーナーは、
所有頭数はそれほど多くないものの、
毎年のようにセールで馬を購入していて、
過去3年間だけでも、
2010年→「セレクトセール」で
4頭を8400万円で購入
2011年→「セレクトセール」で
2頭を5100万円で購入、
「HBAセレクションセール」で
1頭を450万円で購入
2012年→「セレクトセール」で
3頭を6500万円で購入、
「HBAサマーセール」で
1頭を930万円で購入
と、計11頭に総額2億1380万円の資金を使っています。
そして、今年の「セレクトセール」でも、
「エンドレスビジネスの2013」
(牡・父ゴールドアリュール)を2300万円で購入
「ヴィヴィッドカラーの2012」
(牡・父タニノギムレット)を1500万円で購入
と、計2頭に総額3800万円の資金を使っていましたが、
「セレクトセール」以降の鈴木オーナーは、
所有馬を22回出走させた内、
「3勝・獲得賞金3255万円」
という成績に留まっており、
その内の馬主の取り分は8割の2604万円ですから、
まだ「セレクトセール」で使った資金を全て回収できていません。
その上、昨年までの鈴木オーナーは、
2010年→4勝・獲得賞金5019万円
2011年→9勝・獲得賞金3億0292万円
2012年→13勝・獲得賞金4億9116万円
と、順調に成績を伸ばしていましたが、
今年に入ってからは先週までの時点で、
「9勝・獲得賞金1億1498万円」と、
昨年の4分の1以下に留まっています。
当然、この状況に満足していない筈ですし、
1着賞金が6000万円
(馬主の取り分は8割の4800万円)
の金鯱賞に登録しているカレンミロティック
を管理している平田調教師に対して、
メイチの勝負仕上げの指示を出している可能性は高い
と見ておくべきでしょう。
また、
平田調教師の厩舎は、
前述したカレンブラックヒルも管理していますが、
同馬は、昨年の毎日王冠を勝ってから
1年以上も勝てていない上、
先々週のマイルCSではシンガリ負け
を喫してしまった訳ですから、
平田調教師が、
「カレンミロティックで、何が何でも結果を出す」
という思いで自発的に勝負仕上げを施す可能性も
大いに考えられます。
実際の状況がどうなのかを、
最後まで念入りに確認した上で、
「買い目」の中でどう扱うのかを決定したいと考えています。
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