「M・Kenichiホールディング株式会社」が
京阪杯に登録している、
クリスマスについて。
「M・Kenichiホールディング株式会社」は、
少し前まで個人名義で馬を走らせていた森田謙一オーナーが深く関わっている法人馬主ですから、
ここでは同社のことを「森田オーナー」と記しておきます。
森田オーナーの本業は、東京都中央区の銀座に本社を構え、
投資ソフトの開発などを手掛けている「ケン・ミレニアム株式会社」の代表取締役社長でして、
現在、「M・Kenichiホールディング株式会社」の代表取締役を務めている森田千秋氏は、
「ケン・ミレニアム株式会社」の投資サイトを運営する
「グッディー株式会社」の代表取締役社長を務めております。
同社では、1988年5月の創業から現在まで一貫して、
個人投資家を対象にリスクの少ない割安株投資を推奨し続けており、
キャリアが浅く、専門的な知識が豊富ではないユーザーでも、
「適切」と思える銘柄に投資できるソフトなどが好評を博しているとのことです。
また、同社の経営諮問委員会には、物理学者であり、
ノーベル物理学賞を受賞したことが有名な江崎玲於奈氏や、
「日本アイ・ビー・エム」の相談役を務めていた椎名武雄氏や、
「日産自動車」の代表取締役社長を務めていた塙義一氏など
錚々たる顔ぶれが名を連ねております。
そして、馬主としての森田オーナーは、JRAで馬を走らせ始めたのが2013年からと、
まだキャリアは浅いものの、
その内の一頭であるクリスマスが初めの年から函館2歳Sを勝っておりますので、
「絶好のスタートを切った」と言えるでしょう。
また、その後も、
2014年→2勝・獲得賞金3428万円
2015年→6勝・獲得賞金6210万円
と順調に成績を伸ばしている上、今年は、先週までに3勝しか上げられていないものの、
獲得賞金は「6341万円」と過去最高の数字を記録しております。
しかし、森田オーナーは、先週までの結果に満足することなく、
今週以降も貪欲に勝利を追求してくる筈です。
何故なら、森田オーナーは、馬主歴は浅いものの、
競走馬セールに参加する機会が多く、今年も、
8月22日(月)~26日(金)に行われた「HBAサマーセール」に於いて、
「M・Kenichiホールディング株式会社」の法人名義→1頭を2160万円で落札
法人の代表取締役を務める森田千秋氏の名義→4頭を1652万円で落札
と、計5頭に総額3812万円を投じているのですから)。
当然、同セールを終えてからの森田オーナーは、
「投じた資金を所有馬で回収したい」と考えている筈ですが、実際、
「HBAサマーセール」から先週までの成績は
「0勝・獲得賞金165万円」(馬主の取り分は8割の132万円)
というもので、セールに投じた資金をほとんど回収できておりません。
そして今週は、1着賞金3900万円(馬主の取り分は8割の3120万円)
の京阪杯にクリスマスを登録しており、このレースを勝てば、
セールで使った資金をほぼ回収できるのですから、森田オーナーが、
この馬を管理している伊藤大士調教師に対して、
メイチの勝負仕上げを指示している可能性が極めて高いと判断しております。