マーメイドSで注目すべき存在と見ているのは、
中西浩一オーナーが出走させる
ゴールドテーラー。
中西オーナーの本業は、京都府京都市下京区に本社を構え、
主に紳士服と婦人服の製造と販売を手掛ける「株式会社オンリー」の代表取締役会長兼社長です。
同社の前身は、中西オーナーが、1970年に京都市の山科区で開業した、
オーダースーツ専門店の「紳士服中西」でして、1976年に現在の社名となりました。
その後は、
1987年→イタリアのミラノに企画生産のオフィスを開設
1996年→自社ブランド「INHALE+EXHALE」を発表
2005年→大阪証券取引所・ヘラクレス市場(現東京証券取引所・ジャスダック市場)に株式上場
2008年→株式会社丸井グループとの業務提携
2013年→ブランド名を現在の「ONLY」に統一
2015年→株式市場を東京証券取引所第二部へ変更
といった形で順調に事業を拡大しております。
また、現在は全国に66店舗を展開している上、
約300名の従業員を雇用しているのですから、同社のトップである中西オーナーのことは、
多くの方が「スーツ業界の先駆者」と認めている筈です。
なお、馬主としての中西オーナーは、1991年からJRAで馬を走らせておりますが、
まだ重賞は一度も勝てておりません。
しかし、ゴールドテーラーがマーメイドSを勝てば、当然ですが、
中西オーナーにとって「初の重賞勝ち」となりますので、オーナーの立場であれば、
この馬を管理している河内調教師に対して、迷わずメイチの勝負仕上げを指示するでしょう。
そして、最終追い切りについての報告が、
「レースでも乗る岩崎騎手がCウッドに入れて、6Fが83秒9、
終いの1Fが12秒1という時計を出しておりました。メイショウ
フウシャ(3歳500万下)と併せて、最後はコンマ2秒遅れてお
りましたけど、ずっと馬なりで、相手がビッシリ追われていたので
すから、遅れは気にしないでいいでしょう。馬体に張りがあって、
毛ヅヤもピカピカでしたんで、キッチリ仕上がっている筈です」
という内容でしたから、好レースが期待できると考えております。