「サンコウ牧場」がフェブラリーSに登録している、
モンドクラッセについて。
「サンコウ牧場」の生産馬ですぐに思い付くのは、
1996年の朝日杯3歳S(現在の朝日杯FS)など重賞を4勝したマイネルマックスや、
2001年のカブトヤマ記念を勝ったタフネススターあたりでしょうか。
そして、「サンコウ牧場」は、確か2005年ぐらいから、
オーナーブリーダーとしてJRAで馬を走らせていますが、
生産馬と違って、まだ持ち馬では重賞を勝てていません。
一昨年の「サンコウ牧場」は、「5勝・獲得賞金4869万円」という成績でしたが、
去年は「4勝・獲得賞金5587万円」と、勝利数では下回っていますが、
獲得賞金は伸ばしていますので、この数字について牧場の皆さんは、まずまずの手応えを掴んでいる筈です。
ただ、さっきも書いた通り、「サンコウ牧場」は、持ち馬ではまだ重賞を勝てていないのですから、
きっと牧場の皆さんは、「一日も早く重賞を勝ちたい」と考えている筈で、
フェブラリーSに登録しているモンドクラッセは、去年、
8月15日(土)の3歳上500万下
8月29日(土)のポプラ特別(1000万下)
10月4日(日)の内房S(1600万下)
と、3連勝で一気にオープン入りを決めた上、
前走の東海Sで2着になっていましたから、牧場の皆さんは、
「この馬に早く重賞を勝って欲しい」と願っているのでしょう。
また、「サンコウ牧場」は、今、全部で4頭を所有していますが、モンドクラッセ以外の3頭は、
ラブユー(牝5歳・1000万下)→4連敗中
シークレットアーム(牡7歳・1000万下)→11連敗中
モンドクラフト(牡4歳・500万下)→3連敗中
という状況ですから、牧場の皆さんは、
「活躍できていない馬達の分までモンドクラッセに稼いで欲しい」とも願っている筈です。
そして、今週の「サンコウ牧場」は、1着賞金9700万円(馬主の取り分は8割の7760万円)
のフェブラリーSにモンドクラッセを登録していますので、牧場の皆さんはこの馬に対して、
「そろそろ持ち馬で重賞を勝ちたいし、それがGIならなお嬉しい」と思っているでしょう。
そこで、「サンコウ牧場」の関係者でしたら、モンドクラッセを預けている清水英克調教師に対して、
後のことを考えないメイチの勝負仕上げをお願いしますし、
最終追い切りについての報告が、
「南ウッドに入れられて、4Fが51秒5、終いの1Fを
12秒9でまとめていました。脚捌きに硬さはなく、とて
もいい動きでしたから、力を出せるデキに仕上がっている
のでしょう」
という内容でしたから、「今回は絶好の買い時」と見ています。