前田晋二オーナーが阪神ジュベナイルFに登録している、

ジェントルハートについて。

前田オーナーの本業は、大阪府高槻市にある「グリーンプラザ3号館」に本社を構え、

主に廃棄物の処理やリサイクル業を手掛けている、「都市クリエイト株式会社」の代表取締役社長です。

1968年、一般産業廃棄物の収集運搬を目的として前田オーナーが創業し、

1974年に法人組織となった同社は、現在、大阪、京都、神戸、奈良などの関西地区を中心に、

「10」の支店と4つの営業所を構えており、高圧洗浄車や、散水車や、

トンネル清掃車など、最新の機能を装備した作業車を多く保有している上、

400名近い従業員を擁する大企業となっておりますから、

同社を率いている前田オーナーは、「誰もが認める優秀な経営者」と言えます。

ちなみに、4つの営業所の中には、京都競馬場の敷地内にある「京都営業所」があり、

栗東トレセンのすぐ近くには「滋賀支店」もありますので、

恐らく競馬関連の事業も手掛けていることでしょう。

また、晋二オーナーの兄である幸治オーナーは、

生産牧場と育成牧場の両方を所有する「ノースヒルズ」の代表であると同時に、

「都市クリエイト株式会社」の取締役営業本部長に名を連ねており、

自身も、大阪市北区の梅田に本社を構え、上下水道の管理などを手掛けている

「アイテック株式会社」の代表取締役を務めておりますので、

兄弟揃って「近畿圏の環境ビジネス界に於ける有力者」と言える筈です。

そしてJRA馬主としての晋二オーナーは、兄の幸治オーナーと同じく、

30年以上のキャリアを誇る大ベテランでして、これまでに200頭以上を所有しており、

過去の代表的な存在としては、1994年の新潟大賞典を制したゴールデンアワーや、

2002年の皐月賞を制したノーリーズンや、

2009年の京都新聞杯を制したベストメンバーや、

2013年のダービーを制したキズナなどが挙げられ、

現役の代表的な存在としては、昨年の関屋記念と京成杯オータムHなどを制したクラレントや、

今年の目黒記念などを制したヒットザターゲットなどが挙げられます。

一昨年の前田オーナーは、先ほど名前を挙げたキズナやクラレントなどの活躍により、

重賞7勝を含む14勝を上げ、過去最高となる「6億3448万円」の賞金を獲得していましたが、

昨年は、勝利数こそ前年と同じ14勝だったものの、重賞では、

一昨年の半分以下となる3勝に留まったことが原因となり、獲得賞金は「4億4165万円」と、

前年を2億円近くも下回ったのですから、前田オーナーは非常に悔しい思いをしたことでしょう。

そのため、今年の前田オーナーは、

「賞金の高い重賞を勝ち、少しでも一昨年の数字に近づけたい」と考えていた筈ですが、

実際は、先週までに14勝を上げ、一昨年以上のペースで勝てているものの、

重賞では、先ほど記した目黒記念の1勝のみとなっているため、

獲得賞金は「3億5998万円」と、一昨年どころか、昨年のペースも下回っておりますので、

この数字に強い危機感を抱いていると見ております。

更に前田オーナーは、これまでに「4億7639万円」の賞金を獲得し、

ダントツの「稼ぎ頭」であったキズナが、右前繋部浅屈腱炎を発症したため、

9月24日(木)付けで登録を抹消されておりますので、

現在は、「この分を他の馬で稼ぎたい」とも考えている筈です。

そして今週は、1着賞金6500万円(馬主の取り分は8割の5200万円)

の阪神ジュベナイルFにジェントルハートを登録しておりますので、こ

の馬を預けている佐々木調教師に対しては、前田オーナーが、

メイチの勝負仕上げを指示していると見ておりました。

そして、最終追い切りの内容を確認したところ、

「坂路で、全体が57秒5、終い1ハロン12秒9という
時計を出しておりました。3日(木)にやった1週前追い
切りで、かなり渋った馬場の中、全体が52秒7、終いの
1ハロンが12秒0という速い時計を出していたから、控
えめの調教だったので、全体の時計は掛かってしまったん
ですが、毛ヅヤの良さや馬体のハリは抜群ですから、いい
競馬が期待できそうです」

というものでしたから、好レースが期待できると考えております。


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