永田和彦オーナーがローズSに登録している、
アンドリエッテについて。
永田オーナーの本業は、名古屋市の熱田区にある「永田内科医院」の院長です。
「永田内科医院」は現在、内科と循環器科と小児科とアレルギー科があり、
平日だけではなく、土曜日の診療も受け付けております。
また、同院では在宅医療にも力を入れており、
「病状は安定しているものの、体の中に酸素を十分に取り込めない」という患者さんに対して、
長期的に自宅で酸素吸入を行う「在宅酸素療法」や、
糖尿病治療に効果的な「インスリン自己注射」の管理なども行っているようですから、
その院長を務めている永田オーナーは、地域の方から厚い信頼を寄せられていることでしょう。
そして馬主としての永田オーナーは、2005年からJRAで馬を走らせ始めていて、
現在までに30頭以上を所有しており、
4勝を上げてオープン馬になったザッハトルテや、
今年のチューリップ賞で2着だったアンドリエッテなどの活躍により、
これまでにJRAのレースで3億円近い賞金を獲得しておりますが、
まだ重賞は勝てておりません。
また、永田オーナーは、昨年まで多くの「競走馬セール」に参加しており、今年も、
5月26日(火)の「HBAトレーニングセール」→1頭を270万円(税込)で購入
7月13日(月)~14日(火)の「セレクトセール」→1頭を3024万円(税込)で購入
と、計2頭に総額3294万円を投じております。
そのため、「HBAトレーニングセール」が終わってから先週までの永田オーナーは、
「使った資金を回収するため、所有馬で多くの賞金を稼ぎたい」と考えていた筈ですが、
この期間の成績は、
「7戦1勝・獲得賞金850万円」(馬主の取り分は8割の680万円)
というもので、セールで使った資金を2割ほどしか回収できておりません。
よって、現在の永田オーナーは、「そろそろ重賞を勝ちたい」という気持ちに加えて、
「セールで使った資金を早急に回収したい」という気持ちも抱いている筈です。
そして、アンドリエッテでローズSを勝てば、「初の重賞勝ち」を飾れる上、
このレースの1着賞金5000万円の内、「馬主の取り分」にあたる
8割の4000万円を一気に得られ、セールで使った資金の回収を完全に終えられることとなります。
したがって、私が永田オーナーの立場であれば、この馬を預けている牧田調教師に、
迷わずメイチの勝負仕上げを指示しますので、
最終追い切りの内容など、今後の動きを念入りに確認していきたいと考えております。