飯塚知一オーナーがアメリカJCCに出走させる
ダークシャドウについて。
飯塚オーナーは、東京都大田区に本社を構えている、
「株式会社シンコー」の代表取締役を務めています。
1941年に創業された同社は、輸送荷物の梱包・輸送・通関に関する一切を移管して請け負う業務を主に手掛けていて、
現在は、東京競馬場に近い「府中営業所」や、大井競馬場に近い「東京港営業所」など、
営業所と事業所を合わせ、全国10ヶ所に拠点を有しております。
その中でも、「国際物流」のメインとしての位置付けである「横浜事業所」は、
「30トン岸壁クレーン」の他、「15トン天井クレーン」を4基も備え、敷地面積は2640坪を誇る程の規模です。
また、同社は国内以外でも、日本企業が対中国との輸出入をする際、
部品調達・梱包・梱包・保管・輸出入をドアトゥドアでサポートする目的で、
上海市内に「信广(シンコー)包装有限会社」を関連会社として有しており、
工場も上海市内に2ヶ所、蘇州市内に1ヶ所有しております。
そして同社は現在、国内だけで確か200名以上の従業員を雇用しておりますので、
その企業を率いている飯塚オーナーは、「非常に優秀な経営者」であるのは間違いないでしょう。
更に同社は、1994年、港区南麻布に「中華料理店・花椒庭」を出店しており、
お座敷や洋室などの個室を完備している同店では、中国式のしゃぶしゃぶ「火鍋」がとても好評で、
一流芸能人や財界人たちも多く訪れるということですから、飯塚オーナーは、
「異なる業種でも手腕を発揮している優秀な経営者」だと言えます。
そして、飯塚オーナーは、確か1988年からJRAで馬を走らせ始めており、
過去の代表的な存在としては、2004年の根岸Sを制したシャドウスケイプや、
2007年の中山金杯と、2010年の中京記念を制したシャドウゲイトなどが挙げられ、
現役の代表的な存在としては、2011年のエプソムCと、同年の毎日王冠を制したダークシャドウが挙げられます。
また、ダークシャドウが先述したように重賞で2勝を上げた2011年の飯塚オーナーは、
これまでで最高となる2億8777万円の賞金を稼いでおりましたが、それ以降は、
2012年→1億7205万円
2013年→1億7041万円
2014年→1億7928万円
と、2011年より1億円以上も少ない獲得賞金に留まっておりますので、
今年は飯塚オーナーが、「できるだけ2011年の成績に近づけたい」と強い思いで臨んでくることでしょう。
よって、1着賞金6000万円(馬主の取り分は8割の4800万円)の
アメリカJCCに出走させるダークシャドウについては、管理している堀調教師に対して、
メイチの勝負仕上げを指示している可能性が高いと見ておりましたので、
中間の調整内容を確認したところ、
「ポリトラックでビッシリと追って、全体(6ハロン)が83秒2、
終い12秒2の時計を出し、十分に負荷を掛けていましたし、今朝の
追い切りでは、ポリトラックに入れて終い重点の内容で、全体
(4ハロン)が52秒9、終い11秒3の時計を出し、とても力強い
動きを見せていました。2週続けて意欲的な調教をしてきたことから、
堀調教師がここに向けてキッチリと仕上げてきたと判断していいでし
ょう」
というものでした。
これらの理由から、この馬を「大いに注目すべき存在」と考えております。