「株式会社さくらコマース」が鳴尾記念に登録している、
サクラアルディードについて。
東京競馬場がある府中市に本社を構える「さくらコマース」は、
「京王線・府中駅」に隣接する複合型商業施設「さくら食品館」や、
「さくら市場館」など、都内に４店舗あるスーパーマーケットや、
「パーラー宮西」、「さくらパーク」、「スパークル」など、
同市内に６店舗、都内に２店舗、
横浜市に１店舗あるパチンコホールの運営を手掛けています。
同社は、１９５１年にオープンしたパチンコ店の
「さくら遊技場」が起源でして、
１９５８年に「さくら食品デパート（現在のさくら食品館）」の
１号店をオープンさせており、
現在は「焼肉のたれ・ジャン」などで有名な食品メーカー
「モランボン株式会社」を始め、
主に商業施設の清掃、警備、保守点検などを行っている、
「株式会社エス・ティ・エス」や、
自動車保険や火災保険などを取り扱っている、
「さくら保険サービス株式会社」を傘下に持っています。
そして現在では、５００名以上の従業員を擁している上、
２０１３年度の売上高は３６３億円
という素晴らしい数字を残しているのですから、
同社が「府中市を代表する優良企業」であるのは間違いありません。
なお、６０年以上も前からＪＲＡで馬を走らせている「さくらコマース」は、
これまでに７００頭近くを所有しており、
過去の代表的な存在としては、
１９８６年の天皇賞・秋を制したサクラユタカオーや、
１９８７年の皐月賞と菊花賞を制したサクラスターオーや、
１９８８年のダービーを制したサクラチヨノオーや、
１９９３年と１９９４年のスプリンターズＳを制したサクラバクシンオーや、
１９９６年の天皇賞・春と有馬記念を制したサクラローレルなどが挙げられ、
現役馬では、昨年のオーシャンＳを制したサクラゴスペルや、
同年のフラワーＣを制したサクラプレジールなどが挙げられるでしょう。
そして、現在は３８頭を所有しており、その内の「稼ぎ頭」は、
これまでに１億６５０３万円の賞金を獲得しているサクラゴスペルですが、
この馬は昨年のオーシャンＳを勝ってから、
「７連敗中」となっており、
もう１年以上も勝てておりません。
それが所有馬の成績に大きく影響しており、
実際にサクラゴスペルで昨年のオーシャンＳを勝ってから、
重賞の連敗が「２０」まで伸びているのですから、
現在、「さくらコマース」の関係者達が、
「サクラゴスペルが勝てていない分を他の馬でカバーしておきたい」
と考えているのは間違いないと私は見ています。
そのため、鳴尾記念に登録しているサクラアルディートについては、
「さくらコマース」の関係者が、
この馬を管理している岡田調教師に対して、
「メイチの勝負仕上げを指示している」
と判断していましたので、最終追い切りの内容を確認したところ、
「今朝、坂路で全体５３秒２、終い１２秒１という時計を出していて、
軽快な脚捌きで坂を駆け上がっていました。馬体のハリや毛ヅヤも抜
群でしたから、いい状態に仕上がったと判断していいでしょう」
というものでした。
今回はメンバーも揃いましたので、
それほど人気にならないとは思いますが、
馬券に絡む可能性も十分あると見ておくべきでしょう。
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