七夕賞にエクスペディションを登録している

「社台レースホース」

「社台レースホース」と言えば、

「サンデーレーシング」と並ぶ

大手一口馬主クラブ

ここ何年かは、

■2010年→145勝

【獲得賞金】30億6187万円
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■2011年→125勝

【獲得賞金】28億4651万円
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■2012年→100勝

【獲得賞金】23億2566万円
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
と少しずつ成績が下がり続けており、

その一方で、

「身内にして最大のライバル」

と言える「サンデーレーシング」は、

■2010年→111勝

【獲得賞金】31億1877万円
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■2011年→112勝

【獲得賞金】32億4936万円
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■2012年→118勝

【獲得賞金】38億7943万円
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
と順調に成績を伸ばしている上、

昨年は、ジェンティルドンナで

牝馬三冠とジャパンCを制し、

オルフェーヴルで宝塚記念を、

ディープブリランテでダービーを制するなど、

客観的に見て、「素晴らしい」

という言葉しか出てこないほどの躍進振りで、

3年続けて馬主リーディングで

1位の座を獲得していました。

ただ、今年に入ってから

先週までの「社台レースホース」は、

グレープブランデーで

東海SとフェブラリーSを、

マルセリーナでマーメイドSを勝つなど、

重賞3勝を含む

「62勝・獲得賞金12億3040万円」と、

昨年を上回るペースで、

勝ち鞍と賞金を積み重ね、

現在のところ、「サンデーレーシング」を抑えて、

馬主リーディング1位となっています。

しかし、

5月末に締め切られた「2012年度募集馬」は、

2010年から2012年の間、

「サンデーレーシング」に馬主リーディング

1位の座を明け渡していたことが影響してか、

93頭の内の5頭は満口になりませんでした。

その上、「社台レースホース」が、

現在、5月10日(金)に募集馬リストの発表を行い、

6月3日(月)から

詳細を記したパンフレットを発送した上で、

出資受け付けを行っている

「2013年度出資募集馬」も、

全部で86頭いる募集馬の内、

募集中止になった1頭を除き、

満口となったのは41頭で、

残りの44頭に関しては

まだ出資を受け付けている状況ですから、

今年の好成績が出資に対して、

十分に繋がっていない状況と言えるでしょう。

そのため、全ての馬を満口にするためにも、

クラブの関係者達は、

過去の募集馬を活躍させて、

「最後まで現在の順位をキープしなければ」

という思いを抱いている筈です。

しかも、

過去の募集馬が重賞レースで活躍すれば、

出資を検討している顧客層に対し、

「社台レースホースの募集馬は走る」

という印象を与えることができ、

それが「初期段階に於ける出資者の増加」と

「クラブの売上増加」を

もたらすのは間違いありませんので、

エクスペディションを管理している

石坂正先生に対しては、

クラブの関係者は、

「メイチの勝負仕上げ」

の指示が出していることでしょう。

石坂先生としても、

昨年は、ジェンティルドンナの牝馬三冠など

重賞11勝を含む

「36勝・獲得賞金14億3994万円」

としていた成績が、

今年は先週までの時点で、

「12勝・獲得賞金3億1041万円」と

大きく下回っているため、

クラブの関係者達から勝負仕上げの指示があったとすれば、

「渡りに船」と考えて全力で仕上げる筈ですから、

最後まで目を話せない1頭になると感じています。

また、

今週の「社台レースホース」は、

エクスペディションの他にも、

七夕賞にはカリバーン、

プロキオンSには

セイクリッドセブンとタイムズアロー、

七夕賞とプロキオンSの

両睨みと言う形でゴールスキーと、

計5頭を登録してきましたので、

「明らかに今週の【社台レースホース】は

勝負懸かり」と推測できます。

ですから、

それらの馬を預けている調教師に対し、

勝負仕上げの指示を出している可能性は、

十分に考えられますので、

この4頭にも注意をしておく必要があると考えられます。