矢作芳人調教師がデイリー杯2歳Sに登録している、

ライザンについて。

矢作調教師は開成高校を卒業した後、

大学には進学せず競馬の世界に入り、

オーストラリアに渡って修行を積んだ後、

調教師となった異色の経歴の持ち主です。

また彼は、

「管理馬をできる限り多くのレースに出して、
馬主さんにたくさん賞金を稼いでもらいたい」

という考えに基づいて、

できる限り管理馬をレースに出すことを実践していて、

今まで毎年のように、

「出走回数1位」を記録していますし、

昨年も管理馬を「459回」使っていました。

この「459回」という数字は、

昨年、一昨年と2年連続で

「最多勝利調教師賞」

を獲得した角居調教師のところが「356回」、

同じく2年連続で

「最多賞金獲得調教師賞」

を獲得した池江調教師のところが「335回」

だったことを踏まえると、

この数字がずば抜けていることがよく分かります。

また、

昨年の矢作師は、

管理馬を多く出走させたのはもちろん、

ディープブリランテを使ったダービーと、

グランプリボスを使ったスワンSの

重賞2勝を含む45勝を上げ、

獲得賞金12億6528万円と、

2005年に開業して以来、

自己最高の成績を残していますので、

馬主さんにとって本当に有難いことでしょう。

そして、

今年に入ってからの矢作師は、

先週までに管理馬を「371回」出走させていて、

その内、

カポーティースターを使った日経新春杯、

グランプリボスを使ったマイラーズC、

ダイワマッジョーレを使った京王杯スプリングCと、

重賞3勝を上げ、

「37勝・獲得賞金8億2311万円」

という成績を残しています。

ただ、

昨年の1月から9月30日(日)までの矢作師は、

勝利数では34勝に留まっていたものの、

獲得した賞金は9億0497万円だった訳ですから、

今の成績に対し決して満足していない筈です。

よって、

今週以降の矢作調教師が賞金の高い重賞を

全力で勝ちにくる可能性が高いと見ていますが、

現在、管理している57頭の内、

獲得賞金上位の馬は、

グランプリボス(これまでに4億5825万円を獲得)
→現在2連敗中

タイセイレジェンド(これまでに2億1853万円を獲得)
→現在5連敗中

オセアニアボス(これまでに2億1483万円を獲得)
→現在24連敗中

という状況となっています。

その為、

デイリー杯2歳Sに登録しているライザンについては、

「他の馬の分も勝っておきたい」

という思いで、

渾身の勝負仕上げを施してくると見ていました。

最終追い切りでは、

全体の時計は目立たないものでしたが、

動きそのものは状態がいい馬ならではの軽快なもの。

上位に入ってくる可能性は大いにありますし、

人気の有無に関わらず

馬券に必要な存在と見ておくべきでしょう。

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