鮫島調教師は、

1979年に増本豊師の厩舎に入り、

そこで調教助手として経験を積んで、

1999年に調教師試験に受かり、

2000年に自分の厩舎を開業しています。

初めの年こそ10勝止まりでしたけど、

翌年からは毎年のように20勝しているように、

安定抜群の厩舎と言えるでしょう。

その反面、

重賞はなかなか勝てず、

シルクフェイマスを使った

2004年の日経新春杯が初めてでした。

それからも、

シルクフェイマスで勝った

2006年のアメリカJCCや、

レインボーペガサスで勝った

2008年のきさらぎ賞など、

勝ち鞍を上げて、

先週までに重賞12勝上げて、

全体の成績も357勝としています。

その鮫島師のところは、

今週、アイビスSDに
パドトロワと
リトルゲルダ(佐世保Sにも登録)を、

BSN賞に
マコトスパルビエロを、

漁火Sに
ドリームヒーローをはじめ、

全部で7頭を登録していますが、

当然、

アイビスSDのパドトロワ

に寄せる期待は相当なものでしょう。

何しろ、この馬は、

昨年のサマースプリントシリーズで、

アイビスSDとキーンランドCを勝って、

シリーズチャンピオンとなって、

パドトロワの持ち主で、

社台グループが

JRAの個人馬主資格の所持者を対象に出資を募る

「社台オーナーズ」に

褒賞金3200万円を、

厩舎に褒賞金

800万円をもたらしてくれたので。

その上、この馬は、

昨年4着だった

函館スプリントSを今年は勝って、

現在のところ、

今年のサマースプリントシリーズの

首位に立っておりますので、

「ここを勝ってチャンピオンへグッと近づきたい」

と、強く思っているのは間違いないでしょうし、

「社台オーナーズ」の関係者達からは、

「今年もサマースプリントシリーズの
チャンピオンを取れるように、
ここでは勝負仕上げで出して欲しい」

といった指示が出ているとすれば、

今年も昨年と同じく、

馬主には褒賞金3200万円が、

厩舎に褒賞金800万円が入りますので、

「渡りに船」

と考えて全力で仕上げるのは間違いないでしょう。

また、

BSN賞に登録しているマコトスパルビエロの

尾田オーナーはこれまでに7頭を、

ドリームヒーローの

田島オーナーも同じく7頭を預けてくている、

師が厩舎をやっていく上で欠かせない馬主さんと言えますし、

ここで結果を残しておけば、

今後も、

新しい馬を預けてくれる事にも繋がってくるでしょうし、

当然、

他の馬主さん達に対しても、

厩舎をアピールできることになる訳ですから、

鮫島師がどんな仕上げを施してレースに臨んでくるのか、

その点については念入りに確認し、

予想に反映させていきたいと思います。