市川オーナーは、

「ピサ・ダイヤモンド株式会社」や、

高級腕時計などの販売で有名な

「バアゼル宝石」の代表者です。

1963年頃から、

関西を拠点に宝石や腕時計の販売

などを手掛けてきた市川オーナーは、

一昨年の3月に発生した東日本大震災の後、

すぐにご自身のポケットマネーから

500万円を義援金として寄付したエピソードや、

市川オーナーの会社へ、

「奥様に対する結婚10周年のお祝い」

として約20万円の宝石を注文した藤田伸二騎手に、

「いつも私の馬に乗ってくれるお礼ですから、
お代は結構です」

と言い、

100万円相当の宝石を渡したエピソードなどにより、

多くの方から

「器の大きな人物」

と評価されています。

そして、1989年から

JRAで所有馬を走らせ始めた市川オーナーは、

現在までに

180頭近くをお持ちになっていて、

その中の代表的な存在としては、

一昨年のドバイワールドCを勝った

ヴィクトワールピサが挙げられるでしょう。

また、

市川オーナーは、

セールで馬を購入する機会が多く、

昨年だけでも、

千葉サラブレッドセール
1頭を1400万円で購入

セレクトセール
4頭を6100万円で購入

HBAサマーセール
1頭を350万円で購入

と、計6頭に

総額7850万円の資金を投じていた上、

今年の「セレクトセール」でも、

「ヴィアンローズの2012」
(牝・父ハーツクライ)を2700万円で購入

「マルカフローリアンの2012」
(牝・父シンボリクリスエス)を1900万円で購入

「マネーペニーの2012」
(牡・父マンハッタンカフェ)を1200万円で購入

と、計3頭に

総額5800万円の資金を投じていました。

よって、市川オーナーは、

先々週と先週のレースで

「セレクトセールで使った資金の回収」

を狙っていた筈であり、

実際、マーヴェリックスで

13日(土)の3歳未勝利を勝っていますが、

他の馬が不振に終わった為、

この二週間の獲得賞金は570万円と、

「セレクトセール」で使った金額の

1割にも達していません。

そこで現在の市川オーナーは、

「2週で稼げなかった分を、早急に稼ぎたい」

と考えている筈であり、

そういった中で今週は、

1着賞金3500万円
(馬主の取り分は8割の2800万円)の

クイーンSに

オールザットジャズを登録してきた訳ですから、

「ほぼ間違いなく勝負懸かり」

と見ておくべきです。