吉田勝利オーナーが小倉2歳Sに登録している、
ファビラスヒーローについて。
吉田オーナーは、「JR岐阜駅」から歩いてすぐの場所に本社を構え、
主に携帯電話等の通信機器販売を手掛けている、「株式会社アラビア産業」の代表者です。
岐阜県岐阜市出身の吉田オーナーは、1991年に愛知学院大学短期大学部を卒業し、
1995年に通信機器販売業を開始しており、2000年に「株式会社アラビア産業」を設立しております。
そして、同年11月に岐阜県美濃加茂市にあるホームセンター内に、
携帯電話ショップの「タックマン・バロー美濃加茂」を開店し、
2001年の11月に現在の岐阜市加納新本町に新社屋を設立するなど、
開業当初から順調に事業を軌道に乗せると、その後も、
2002年→6月「ドコモモール・関口店」を開店
2004年→3月「auショップ・岐南」を開店
2005年→11月「ソフトバンクショップ・バロー長良」を開店、
12月「ソフトバンクショップ・バロー美濃加茂」を開店
2007年→5月「ソフトバンクショップ・バロー羽島インター」を開店
といった形で規模を拡大しております。
そして、2011年からは、先述した携帯電話大手3社の代理店出店から切り替え、
「株式会社ウィルコム」(昨年6月1日にイー・アクセス株式会社と合併)
の販売ショップ「ウィルコムプラザ」(合併後ワイモバイルという店名に変更)
の出店に力を入れ始め、現在では、「岐阜県」、「愛知県」、
「三重県」の3県に12店舗を出店するまでに成長を遂げているのですから、
同社を一代で築き上げた吉田オーナーが、「尊敬すべき優秀な経営者」であるのは言うまでもありません。
ちなみに、吉田オーナーは、学生の頃、自宅近くにあった笠松競馬場に通い、
当時、地方競馬でもなかなか席が取れない中、常連の馬主さんから馬主席に案内されため、
「自分も馬主になって、馬主席に入りたい」と考えたのが、馬主になろうと思ったきっかけだそうで、
更に、オグリキャップのラストランとなる1990年の有馬記念の時、指定席を買おうと、
金曜日の夜から徹夜で並んだそうで、「こんなに寒いなら、ますます馬主になりたい」と改めて決断したそうです。
そして、吉田オーナーは、2002年に地方の馬主資格を、
2003年にJRAの馬主資格を取得しており、
現在は、日本地方競馬馬主振興会の理事と、岐阜県馬主会の常任理事を務めております。
また、現在、吉田オーナーは、6頭を所有しており、その内の「稼ぎ頭」は、
これまでに1014万円の賞金を獲得しているアラビアンドラゴン(セ5歳)ですが、
この馬は、障害転向後6戦目だった今年6月13日(土)の障害未勝利を制し、
ようやくJRAで初勝利を上げたものの、次走、7月4日(土)の障害オープンでは、
見せ場を作れず7着に敗れているため、今後、コンスタントに賞金を稼いでくれるかどうか保証はありません。
よって、現在は吉田オーナーが、「その分を他の馬でカバーしたい」と考えている筈で、
ファビラスヒーローが1着賞金3000万円(馬主の取り分は8割の2400万円)
の小倉2歳Sを勝てば、大きく賞金を加算できると同時に、
「初の重賞勝ち」も果たせるのですから、これは「完全に勝負掛かり」だと私は判断しております。
そのため、吉田オーナーが、この馬を管理している野中調教師に対して、
メイチの勝負仕上げを指示している可能性が高いと見ておりましたので、
最終追い切りの内容を確認したところ、
「坂路で全体55秒5、終い12秒4という時計
を出していて、キビキビと活気のある動きを見せ
ておりましたたし、馬体のハリや毛ヅヤも抜群だ
ったので、この馬の力を出せるデキに仕上がった
と見ていいでしょう」
という内容でしたから、好レースが期待できると考えております。