山岸桂市オーナーが新潟競馬場開設50周年記念出走させる、

セキショウについて。

山岸オーナーの本業は、東京都中央区の日本橋茅場町に本社を構えている、

「タクト医療株式会社」の代表取締役社長です。

1977年に創業された同社は、整形外科、脳神経外科、胸部外科などで使用する医療機器を、

海外メーカーから輸入し、国内で販売する事業などを手掛けており、

主な取引先は、大学病院や官公立病院となっております。

そして現在では、フランス、ドイツ、イタリア、アメリカといった欧米諸国の優れた医療機器に加え、

患者の痛みを和らげることと、人工骨の変形を防ぐことを目的とした「アンクル・フュージョン・ネイル」など、

「タクトオリジナル」の医療機器を他のメーカーと共同で数多く開発し、

それらの販売も手掛けておりますので、同社の代表取締役を務めている山岸オーナーは、

「医療の発展に欠かせない人物」と言えるでしょう。

なお、山岸オーナーがJRAで馬を走らせ始めたのは2005年でして、

それから現在までに60頭以上を所有しており、過去の代表的な存在としては、

2010年の安田記念とダービー卿CTを制し、引退するまでに3億5405万円の賞金を稼いだショウワモダンが挙げられ、

「現役の稼ぎ頭」は、昨年の山中湖特別を制するなど、既に8340万円の賞金を獲得しているセキショウです。

一昨年の山岸オーナーは、「9勝・獲得賞金1億5700万円」という成績を残しておりましたが、

昨年は、「3勝・獲得賞金7732万円」という、前年を大きく下回る成績に終わっていましたので、

間違いなく今年は、「必ず巻き返したい」と強く願っていることでしょう。

しかし、今年に入ってから先週までは、「15戦0勝・獲得賞金465万円」という状況となっておりますので、

現在の山岸オーナーは、「このままではまずい」という危機感を強く抱いている筈であり、

私が山岸オーナーの立場であれば、今週、「現在の稼ぎ頭」であるセキショウを出走させる、

1着賞金が1820万円(馬主の取り分は8割の1456万円)の新潟競馬場開設50周年記念を、

「何が何でも勝ちたいレース」と位置付け、この馬を預けている杉浦調教師に対して、

渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。

そして、最終追い切りについての報告が、

「ポリトラックで、全体が67秒6、終いが12秒1
という時計を馬なりで出していました。コンマ6秒先
行していたニシノラピートを後ろから追い掛ける形の
調教で、最後は楽にコンマ2秒先着していましたし、
馬体の張りや毛ヅヤも抜群でしたから、力を出し切れ
るデキに仕上がっているのでしょう」

という内容でしたから、好レースが期待できると見ております。


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