七夕賞で

「人気薄でも注目すべき存在」

は、里見治オーナーが出走させる

サトノパンサー。

里見オーナーは、

「パチスロ北斗の拳」

などで有名な「サミー株式会社」や、

ゲームソフトの開発・販売を手掛け、

アミューズメント施設の開発・運営では

業界最大手の

「株式会社セガ」などを傘下に持つ、

「セガサミーホールディングス株式会社」の

代表取締役会長兼社長を務めています。

同社は昨年の3月、

約58億円もの資金を投じ、

「フェニックス・シーガイア・リゾート」の

運営母体である

「フェニックスリゾート株式会社」の

全株式を取得し完全子会社化していました。

その上、

今年に入ってからも、

まず1月4日(金)には、

約3915億ウォン(当時のレートで約352億3500万円)

もの資金を投じ、

韓国の釜山広域市の複合都市

「センタムシティ」(2016年9月完成予定)の

開発計画を公表しており、

更に5月11日(土)には、

韓国に於いてカジノやホテルや

スパなどを運営している

「ParadiseGroup」と共同で、

1400億ウォン(約126億円)もの資金を投じ、

同国の仁川広域市を舞台に、

カジノやホテルなどの複合型リゾート施設(2016年完成予定)

を開発すると発表していますので、

里見オーナーの本業は至って順調と言えるでしょう。

そして、

里見オーナーがJRAで馬を走らせ始めたのは、

1992年からで、

それから現在までに120頭近くを所有しており、

ここ数年は、

■2008年→14勝

獲得賞金1億9983万円
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■2009年→16勝

獲得賞金2億3490万円
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■2010年→16勝

獲得賞金2億4774万円
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■2011年→35勝

獲得賞金4億7127万円
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■2012年→39勝

獲得賞金6億6371万円
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といった形で順調に成績を伸ばしています。

また、

今年に入ってからも、

サトノアポロで中日新聞杯を制し、

サトノプログレスを使った

2008年のニュージーランドT以来、

約5年振りの重賞勝ちを収めるなど、

3月までに12勝を上げており、

これは過去最高のペースでしたが、

それ以降は、

4月が2勝、

5月が1勝、

6月が3勝と、

一気にペースが落ちており、

半年が過ぎた時点で

「18勝・獲得賞金2億9639万円」と、

昨年の半分を下回っているのです。

よって、里見オーナーは今週以降、

巻き返しに全力を注いでくることでしょう。

また、里見オーナーは、

ご自身と奥様(里見美惠子オーナー)の名義で、

これまで毎年のように

「セレクトセール」で高額馬を多く購入しており、

昨年の同セールでも、

治オーナーの名義で4頭を

3億3700万円で購入、

美惠子オーナーの名義で2頭を

1億1900万円で購入と、

計6頭に

総額4億5600万円の資金を投じています。

そのため、

来週に控えている今年の「セレクトセール」でも、

必ず何頭かを購入する筈ですから、

きっと現在は、

「今週のレースで可能な限り多くの賞金を稼ぎ、

購入資金を増やしておきたい」と

考えていることでしょう。

よって、

里見オーナーの立場であれば、

1着賞金4000万円の七夕賞に

出走させるサトノパンサーに関しては、

管理している南井調教師に対して、

間違いなくメイチの勝負仕上げを指示しますし、

最終追い切りについても、

「今回は、5月振りのレースとなりますが、

3日の水曜日、坂路で一杯に追われて、

コンマ2秒先行していた併せ馬の相手、

500万下のナリタポセイドンに、

余裕十分の手応えで

最後はコンマ2秒先着していましたし、

全体が53秒1、

終いが11秒8という時計も、

この馬とすれば十分なものでしたから、

休み明けを割り引き材料と考える必要はなさそう」

という事で、見込みは正しい筈です。