萩原清調教師がアーリントンCに使う、

マキャヴィティについて。

1982年、競馬学校の厩務員過程に入った萩原調教師は、

その年の10月から、橋本輝雄調教師のところの厩務員となりました。

橋本調教師と言えば、

1969年の菊花賞馬アカネテンリュウや、

1987年のダービー馬メリーナイスを育てたことがとても有名ですね。

そして萩原調教師は、

橋本調教師の厩舎で半年ほど修行を積んでから、

いくつかの厩舎で調教助手をやって、

1996年に調教師の試験に受かり、

その年の12月に自分の厩舎を開業しました。

するとそれからは、

1997年は15勝、
1998年には19勝、
2001年には28勝、
2003年には44勝

といった形で順調に勝ち数を伸ばしていましたし、

重賞も、ヤマニンアクロを使った1999年の共同通信杯や、

プリサイスマシーンを使った2003年と2004年の中日新聞杯や、

ロジユニヴァースを使った2009年のダービーなど、

今までに13勝を上げています。

ただ、萩原調教師の厩舎は最近、

一昨年が24勝、昨年が21勝と、

一番多く勝っている2003年と比べて、

勝ち鞍が半分くらいになっていますし、

重賞も、トランスワープを使った一昨年の新潟記念から、

1年半以上もご無沙汰となっています。

ですから、私が彼でしたら、今年のレースには、

「一昨年や昨年よりも多く勝ちたい」

という思いや、

「そろそろまた重賞を勝ちたい」

という思いで馬を使うでしょうね。

実際、今年に入ってから彼の厩舎は

1月は勝てずに終わってしまいましたが、

2月は、ランフォルセで交流重賞の佐賀記念を勝っていますし、

JRAでも5勝を上げています。

ただ、先ほど名前を挙げた一昨年の新潟記念から、

JRAの重賞を勝てていない状況はまだ続いていますし、

2月は全部で6勝を上げたとは言え、

1月に1勝もできなかったため、

一昨年や昨年の勝利数を超えるためには、

これからもコンスタントに勝たなければいけません。

そこで、私が萩原調教師でしたら、

「JRAの重賞を勝って厩舎に勢いを付けたい」

と考えて、アーリントンCに使うマキャヴィティは、

後のことを考えないでメイチに仕上げるでしょうね。

そして、最終追い切りも、

「南ウッドで強めに追われて、全体が84秒7、
終いが12秒6という時計を出して、
コンマ8秒先行していた併せ馬の相手、
サヴァティアーノに最後はコンマ1秒先着」

という、内容を確認した私が、

「見込み通り、萩原調教師がキッチリ仕上げてきた筈」

と思えるものでしたから、

馬券に絡んでくる可能性が十分にありそうです。

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